ドバイの予習 1

さてさて、どういう風の吹き回しか、11月に某氏と共にドバイに行くことになりました。いえ、別に用事はないのです。ドバイの王様に招待されたとか、巨額なビジネス投資の話をまとめに行くとか、世界一立派だというホテルに泊まってくるとか、そういうのは何一つ無いし、知り合いがいるわけでもありません。つまり、ただ何となく行っておのぼりさんになって、ぼけっと口を開けて「おお~、これがあの有名な」と言いつついろんなものを見上げてくるのが目的です。

「見上げてくる」というのはつまり、このドバイというところにはむやみやたらと高層ビルが多く、砂漠の中に天を突きさす摩天楼がそびえているらしいのですが、、、そもそも、ドバイっていったいどこにあり、どんなところなのでしょうか?何と言ってもこれまで全く何の縁もなかったので、私の知識は「聞いたことはある名前。アラビアあたりにあると思う」というレベルだったのです。

そして、その想像は大正解。ドバイは確かにアラビア半島にあり、よかったよかった、と思ったところで、ちょいと学習してみましょう。まず、場所はこちら、確かにアラビアですね。UAEという国の一部だと書いてありますが、これはUnited Arab Emirates、日本語ではアラブ首長国連邦のことです。「連邦」という名前のとおり、この国はそれぞれに首長、つまり部族の王様のような人がいる小さな首長国(Emirates、エミレーツ)が集まって一つの国を作っています。

エミレーツ、、、そう、どこかで聞いたことのある、大層高級だというエアライン「エミレーツ航空」はこの国の航空会社です。某氏は今回の旅行をぜひともこのエミレーツ航空で行きたかったらしいのですが、お財布の事情によりもっと他ので行くことになりました。何と言っても値段が2倍くらい違うのです。(パッケージツアーだとエミレーツを使ったお得なものもあるそうです。)

これは無理だ、と分かったところで無意味にエミレーツ航空のファーストクラスのお値段など調べてみたら、シアトルからの往復でお一人様400万円くらいだそうです。ドバイというところは、このお値段を見て「いいわね、今年は家族揃って3回くらい行こうかしら」と思うような人たちが大挙して押しかけるような場所であるらしいのです。いや、そもそもそういう人たちは値段など見ないのかな?

ああそうそう、ドバイではもちろんトランプタワーも建設中です。
http://liliki.net/dubai-travel-tips
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そのアラブ首長国連邦そのものはこうなっています。首長国は7つあって、圧倒的に大きいのがアブダビ、その次に大きいけどずいぶん小さいのがドバイです。連邦の国土はほとんどが砂漠ですが、ところによっては「水、、、水、、、」とうめいていた旅人がやっとたどり着くようなオアシスとか、砂漠にあっては桃源郷のようにも見える緑の森とか、そういう場所もあることはあるそうです。いや、正しくはそういう森のことをオアシスと言うのかな。私のイメージとしては砂漠の真ん中に小さな泉があって椰子の木が3本くらい生えていて、そういうのがオアシスなのですが、実際にはもっとずっと規模が大きいようです。でも、やっぱり「昼なお暗き鬱蒼とした深いジャングル」というわけにはいきません。
http://www.uaesociety.jp/uae.html
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以下、受験勉強のように赤ペン片手に勉強しましょう。

アラブ首長国連邦(UAE)は、アラビア半島の東南端、アラビア湾の出口と一部オマーン湾に面し、アブダビ、ドバイ、シャルジャ、ラス・アル・ハイマ、フジャイラ、アジュマン、ウンム・アル・カイワインの7つの首長国により構成される連邦国家です。国土の大部分は砂漠地帯ですが、アブダビ首長国の東部アル・アイン地方などはオアシスに恵まれ、肥沃な土壌をもっています。気候は海岸部分で高温多湿、内陸部は乾燥地帯です。

16世紀初頭、ポルトガルが当地に進出、以後、オランダ、フランスも進出しましたが、18世紀半ばより進出したイギリスが、この地域を支配しました。その後、イギリスは、各首長国と紛争関係に入りましたが、19世紀半ばには休戦条約を結び、19世紀末に、各首長国は、イギリスの保護領となりました。1968年、イギリスはスエズ以東の軍事的撤退を宣言、これを契機に各首長国に連邦結成の気運が高まり、1971年12月2日、6首長国により(ラス・アル・ハイマは翌年参加)連邦国家として独立しました。

元々、遊牧と小規模農漁業、真珠採取などで生計を立てていたこの地域は、1950年代に石油が発見されて以来、急速に変貌を遂げました。油田開発によって急激な経済成長を遂げ、現在では1人当たりのGDPは日本と肩を並べ、中東・アフリカ地域ではカタールに次いで第2位を占めています。UAEの最高決定機関は7首長国の首長で構成する連邦最高評議会であり、大統領は7首長から互選されることとなっていますが、建国以来アブダビ首長が大統領、ドバイ首長が副大統領兼首相に就任しています。UAE原油の大部分を産出するアブダビと、貿易、観光及び金融に力を入れているドバイの2首長国が、政治・経済・軍事の面で主導権を握っているといえます


いかがでしたか?なるほど~、と思ったところで、今度はドバイ中心地の地図を見てみましょう。先ほどの地図では緑色のドバイ全体の右上にある赤い点のところです。なんだかまあ、これを見ただけでも人工的そのものというのが見て取れますね。なんですか、あの海上の世界地図は!?東南アジアか古代エジプトっぽい椰子の葉っぱのウチワみたいなのもありますね。現在建設中のものも含め、ドバイの海はえらいことになっているのです。こんなとんでもないところに行ったら宇宙人にさらわれそうな勢いですね。
http://www.geocities.jp/bebecyan18/toruko2.htm
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うーむ、確かに世界地図ですね。よく見ると小さな島が集まっていて、リゾート開発されるものもありますが、他は一つ一つ個人所有らしいのです。誰が買うんだ?と思いきや、発売されたとたんに「一つ下さい」という人がいっぱいやってきたそうで、やはり世界は広いと言わざるを得ません。なお、こんなときでもヨーロッパが一番人気だそうです。

ああ、それともう一つ、「私も一つ買いたいなあ」と思ったあなた、ザ・ワールドの不動産会社からご招待はありましたか?金ならあります、と言って札束を積み上げても、ここは向こうから「いかがですか、買いませんか?」と言ってもらえなければ買えないのでした。いやあ、残念、せっかく日本の佐賀県あたりを買おうと思ったのになあ。

なお、ドバイは首長国、つまり王様やお妃様や王子様やお姫様がいて実権を掌握しているので、民主政治は行われておらず(デモや政治集会は禁止)、主要な企業も政府(王室)が運営しています。ザ・ワールドの不動産会社も政府系なので、お姫様あたりとお友達になったら「葉子ちゃん、島を買わない?」と声をかけてもらえるかもしれません。

私としてはお姫様に限らず、王子様と仲良くなっても一向に構わないのですが、なにせイスラム教の国なので男女の区別は厳密につけられています。家族以外で男女がむやみに一緒にいるのを良しとしない風潮があるそうなので、王子様との出会いは期待できませんね。。。
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椰子の木型の人工の島は上の地図で見るように幾つかありますが、完成しているのはこれだけで、他は建設中です。これはパーム・ジュメイラと呼ばれていて、人工衛星から見える唯一の人工島だそうですが、この緑色の葉っぱのところには住宅がずらっと並んでいます。どんな人が住んでるのかと言うと、まあ、日頃まず会うことのないような人たちだということだけは想像がつきますね。なお、「ジュメイラ」というのはアラビア語で「美しい」という意味で、ドバイのことを調べていたらやたらと何でもかんでも「ジュメイラ何とか」と呼ばれていることが分かりました。
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椰子の木の幹のところにはモノレールが通っていて、その突き当りにはこんなとんでもないものが建っています。アラビアンナイトのお城みたいですがホテルなのだそうです。
https://curazy.com/archives/27587
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お次は同じく海に突き出しているこの白い建物、バージ・アル・アラブ。発音によっては「ブルジュ」と表記されていることもありますが、馴染みの無いアラビア語のことなのでどっちが近いのかは分かりません。意味は「アラブの塔」で、最高級のホテルだそうです。ホテルのランク付けは普通は5つ星までですが、ここは6を通り超して7つ星と評されているというか、自称してるというか、とにかく何が何でも世界最高級らしいのです。

ただ、最高級!という評判が大好きな皆さん、つまり中国人の利用者が圧倒的に多いという話もあるようで、つまりそれはバンクーバーのカジノが007の映画のイメージのカケラもないチャイニーズセンターと化しているようなもので、雰囲気については何も期待しないほうが良さそうです。

ああそういえば、ホテルに行くためには庶民は橋を渡りますが、宿泊などの予約がないと関所を通してもらえません。そういう貧乏臭いことはしたくない人はホテルからの送迎ヘリコプターで直接屋上のヘリポートに着陸して入るのがよろしいかと思われます。皆様、次のバカンスのときにはぜひご検討くださいませ。
https://travelzaurus.com/dubai_spots/
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Commented by みち子 at 2018-09-09 08:29 x
え~っ?? なんで又ドバイに行くんですか? 「何となく行く」って言っても 何でドバイなの? と、まだ疑問は残ります。でも、私が今まで旅行した場所とは とんでもなく違うところみたいで、旅行記を期待しています。

人工島の付け根にある建物(?)は、ショッピングセンターか、または公園か、ヤシの木みたいな島は本土とは道でつながっているようだけど、周りをぐるっと囲んでいる島からはボートで交通するのかな? 不便でしょうね。でも、召使いが主人家族より多く働いているかもしれないから、そんな心配は無用でしょうね。

ところで私は今月19日から3週間ばかり日本に行きます。それも 息子二人、娘一人、その子供達(つまり私には孫)の4人、総勢11人で行くんです。一世一代の日本旅行という感じです。
Commented by ammolitering6 at 2018-09-10 02:55
なんと、11人でご旅行ですか。それじゃジェット機を一つチャーターして、ホテルも帝国ホテルあたりを貸切にして、菊の御紋の専用列車を用意して、、、と、ドバイに染まってしまってますね。まだ行ってないのに。

でも、観光なさるならほんとにバスなど貸切にするほうが安上がりで便利かもしれませんよ。どうぞ皆さんでわいわいがやがやと楽しんでいらしてください。

ドバイに行く理由は本当に何もなく、某氏が思いつきで決めたのです。そろそろどこか行きたいねえ、と言ってエクスペディアなど見ていて、観光地として人気の高い異文化の土地ということでドバイが目についたそうです。

2人とも全く縁がなくて、ドバイの近くにすら行ったことがないので、気分は一生一度の物見遊山です。正しい観光客として観光局お勧めの観光地を正しく回ってこようと思っています。

せっかくなので充実した旅行にしたいと思い、私は毎日熱心に予習していますが、某氏は「行ってみて初めて知る感動が欲しい」という言葉を口実に、何一つしていません。どっちがいいのか分かりませんが、すっかりドバイ通になってしまった私は「よく知ってるから何もわざわざ行かなくても」という気分にさえなってきました。。。

人工島の付け根の部分は、モノレールの線路の両脇にビルが連なっていて、住居のようですよ。たぶん、一部屋3億円くらいのマンションでしょう。葉っぱの部分は一戸建てが並んでいるので、こっちは10億20億の世界でしょうね、きっと。

葉っぱの周りを囲んでいる部分はホテルやリゾートが点在していて、まだ開発工事が進んでいる地域もあります。ところどころヨットハーバー(?)が見てとれますね。個人住宅やホテルにも、たぶん船でプライベートビーチに着ける方法があると思いますよ。すべてにおいて桁違いなので、何があっても不思議じゃない世界です。
by ammolitering6 | 2018-09-07 11:46 | ドバイ | Comments(2)