昨日、またキング先生のアート教室に行ってきました。参加者はもう一人の先生と、大学4年生の若い女性と、前に大学4年生だったことのある若い私です。
これは前回写真を撮りそこなっていた私の絵で、山道をハイキングしている人たちの様子です。
今回描いたのはこれで、「私は小高い芝生の丘の上に座っていて、横には妻がいて、2人で花木を見ていて、その前あたりにスケッチしてる人がいて、私たちの後ろには木が生えていて、、、」などとキング先生が語るのを、「素早く、素早く!正確に!正しくコミュニケーションを取りながら!」描いていきます。
「そうじゃない、ちゃんとこっちを見て!」、「ほら、画板の角度はこう!」と細かく指導していただけるので有難いのですが、描くのに一生懸命で話など聞いてられないという本末転倒な状態になってしまい、難しいものだと実感します。
しかもこれは練習ですが、本番だと見知らぬ一般市民からとんでもないリクエストが次々と飛び出すので、それに対応するのを考えると今から冷や汗が出ます。。。
なお、花咲く丘の横ではクロスカントリースキーをしてる人がいますが、これは意地悪なS先生が心から嬉しそうに「ほれ、スキーをしてて、横にはセントバーナードがいて、その向こうには雪を被った木立があって、、、のろい!遅い!もっと速く速く!!!ちゃんとこっちを見ろ!」と立て続けに指示を出すので、泣きそうになりながら描いたものです。
そのあとは人物を描く練習ですが、これまた「速く!速く!たくさん描け!!!」と急かされながら描きました。私はこれまで現場の傍観者として「あの人たちも大変ねえ」と長年気楽にやってたので、とうとう自分が作画をやらされる羽目になって泣くに泣けません。
下のはもうちょっと穏やかなペースでキング先生が「私は一人で向こうに向かって歩いていて、両脇には並木があって、、、」と、出来の悪い弟子のためにできるだけ簡単な指示をしてくださったものです。先生、ありがとうございます。どうか見捨てないでくださいませね。