先日Yさんと田舎のほうにお出かけしました。スカイトレインで郊外の駅まで行って、そこからバスで20分ほど行って、さらにそこから45分くらい歩く、という行程です。目的地はバンクーバー地域でほぼ唯一、こうして交通機関を使って何とか行けないこともない場所にあるワイナリーです。時間帯をずらせばワイナリーの目の前まで行けるバスもあるのですが、なぜか午後3時過ぎくらいから2時間ほどの間だけなのです。
こうして都会をちょっと離れると地平線が見えるのがカナダならではの良さですね。
風にそよぐ草。
きんぽうげの海。
久しぶりにアゲハ蝶を見かけました。これだけ都市化が進めば仕方のないことではありますが、バンクーバー地域でも蝶はめっきり減ってしまいました。
ブラックベリーの花が咲いています。
巨大な綿毛は、これはやっぱりタンポポの親玉なのでしょうか。。。
カエデの実がぎっしりとたわわに実って重そうですね。
サイロらしきものと何かのアンテナ。いや、アンテナとは呼ばないのかな、テレビ局の建物の上にあるのみたいな大きなアンテナです。通信塔っていうのかな。こういう平べったいところだったら受信も送信もしやすそうですね。
歩道に脇の木々が覆いかぶさっています。こういうところを歩く人はほとんどいないのだろうな、と話しながら歩きました。夜中に歩いてたら通報されるか、あるいは幽霊目撃談のタネになるかもしれません。
グリーンハウスの向こうに都会のビル群。これぞ近郊農業の図ですね。
遠くまで広がるのはブルーベリーの畑。
そして看板には「農民の権利を守れ」と書いてありますが、実は「農民」は「お百姓さん」。「農家の人」、「農夫」などと並んで放送禁止用語なのだそうです。でも「農家」はOKなのだから不思議なものです。うちの先祖は筑紫平野で農業をしていましたが、普通に話すときには「百姓(を)していた」と言います。もともと日本ではほとんどの人が大小の百姓だったのに、その普通の職業の名称が差別的な意味合いを帯びるのは妙なものだなと思います。「農民」も、「市民」や「民謡」はOKなのに同じ「民」が「農」についたら不可、というのは変な気もします。
おとぎ話に出てくるようなたたずまいのおうち。
これなど、森の中にあるとぴったり似合いそうですね。
途中、ハワイの植物を売ってるお店がありました。月曜から水曜は卸売で、木曜と金曜は普通に営業してるはずで、この日は木曜日だったし、ゲートも人が通れるくらい開いていたので恐るおそる入って「見ていいですか?」と聞いてみたら、「まあ、いけないこともないけど」と言いたげな様子でOKしてくれました。
温室の中に池が作ってあります。
錦鯉がいますね。
鳥かごもいくつかあって、、、
トロピカルな住人が熱帯らしさを演出していました。
これなんかもいかにも熱帯風でいいですね。
どうもお邪魔しました~。早々に退散して先に進みます。今頃の季節は私の好きなマーガレットがあちこちに咲いています。
空には飛行機。飛行場が近いのです。