鳥をたくさん見ることができたし、そろそろ帰りましょう。このあたりはデルタという町で、デルタというのは川の河口の三角州のことです。そういえば博多には中洲という地名がありますが、それと同じ感じですね。ただ、このデルタ市の場合は中洲の場合とは多少スケールが違い、大陸を流れる大河の三角州なので地平線の向こうまでずーっと続くような三角州です。
そういう地形なので平べったく、肥沃で、農地に最適なので大規模な農業が行われています。水はけは良くないのであちこちに水がたまりやすく、カエルがたくさんすんでいます。そのため、住宅でもこのあたりでは地下室を作ることができないのだそうです。
馬がいました~!広い広い運動場があってよかったね。
さて、来たときに下ろされたところで列を作って迎えのバスを待ちます。イベントの性質上、来ていたのは家族連れがほとんどだったように見受けられました。おじさんおばさんの3人組というのは珍しかったようです。
バスを待っている間にあたりの様子を見てみました。これは農家のおうちみたいで、広い庭に柳の巨木が立っていて、枝からはタイヤがぶら下がってて子供のブランコになっています。
こちらはさっきの馬さんがいたところの表にあるやたらと大きな建物で、つまりこの建物の裏庭が広大な馬牧場なわけですが、まさか個人住宅ってことは、、、ないですよね、と言いたいけどその可能性も排除できないのがカナダです。
駐車場に戻ってくると、向こうの線路を貨物列車が走っていました。
駐車場は小さな飛行場の横なので、ちょいとロビーを覗いてみましょう。
飛行機の模型が並んでいます。ロビーそのものは小さくて、小さなレストランがある他はがらんとしています。
小さな飛行機が見えますね。私たちは以前にこういうのに乗せてもらったのです。Wさんはその後せっかくのパイロット免許を返上してしまって、今はトランプのブリッジというゲームに一生懸命です。その前は小型船舶の免許を取ってたし、なんだかんだで趣味に生きるサラリーマンなのです。Wさん、今度は大陸横断鉄道の免許を取って乗せてね~。
なお、この飛行場のすぐ横は廃棄物処理場になっていて、今の季節は市内から集めた生ゴミを使って新鮮な堆肥が山ほどできる季節なので、あたり一面にできたてほやほやのつんつんする堆肥の香りが漂っていました。こういう匂いは私はあまり気にならないのですが、某氏はかなり苦手だったようです。
変電所もあります。こういういろんな施設が近郊の大都市バンクーバーの暮らしを支えているのですね。
トンネルを抜けてバンクーバーに戻ります。
さらに橋を渡って、、、
渋滞にも引っかからずに無事に戻ってくることができましたが、お昼には遅い時間でおなかも空きました。安くておいしいパキスタン料理屋さんに行きましょう。
Jさんがサモサを頼みました。タマリンドソースがついています。Jさんはインド人の多いカリブ海出身の中国人で、奥さんはインド出身の中国人、しかも最近二人でインドに行ってきたばかりで、インド料理にはかなり詳しいおじさんです。そのJさんがここのはおいしい、ちゃんと本場の味だ、とおっしゃるので安心ですね。
それぞれに料理を頼み、私のはこれ、ブリヤーニという焼き飯です。唐辛子が強めなのがちょっときついけど、これが本場の味なのでしょう。インド文化はもちろん好きで、どなたかが招待してくださるなら一度は行ってみたいけど、長居はできないだろうなと思います。。。
住宅地の緑は青々として、今まさに緑のトンネルの季節です。
しかし、私たちはコンクリートのダウンタウンに帰ります。そういえば、道のところに青と白の旗がたなびいてましたが、これはイスマイリ派の一番偉い人が5月6日にバンクーバーにおいでになったので、その方をお迎えするためのものです。イスマイリ派というのはイスラム教のシーア派の一派で、主にアフリカに住むインド人社会を中心にしてたような。。。でも世界中にいてバンクーバーにもたくさんいて、かなりのお金持ちで慈善事業に熱心で、それくらいの知識しかないのですが、睨下、ようこそおいでくださいました。