さてさて、成田から福岡まではユナイテッド航空と共同運航の全日空便で帰りましたが、その機内販売で良さそうなリュックがあったので聞いてみたら売り切れていました。私は自分ではリュックを買わない方針で生きていて、これまでずっとSさんから頂いたものをよれよれになるまで使い倒してきました。Sさんには背中が一つしかないのに無駄にリュックを買い続ける癖があるようで、買ってしまったあとでちょっと小さいことに気づいて私に与えるということを繰り返しておられるのです。
そろそろ次のが来るはずだ、と思って待っていたのですがなかなか来ないので、こうなったら自分で買うしかありません。
ユナイテッド航空と全日空とは本当に雲泥の差があり、なんでこの2社が共同運航してるのか不思議でなりません。このカードも、親切とフレンドリーさの権化のようなアテンダントがわざわざ書いてカタログに貼り付けておいてくれたものです。全日空の皆さん、共同運航なんていわず、さっさとユナイテッドを丸ごと乗っ取ってください、お願いします。
全日空で売り切れなら、と思ってアマゾンで見てみたら、ありました、ありました。同じものが半額近い値段で山ほど出てるではありませんか。後で知ったのですが、このタイプのリュックは今大流行してるそうで、確かにほんとに使いやすいです。これもまた、ぼろぼろになるまで使い倒される運命を辿ることでしょう。
今回の旅行では2週間ほとんど実家で過ごしました。久しぶりの母の手料理も、全くの田舎料理ですが懐かしくて良いものです。母も若い頃は何とかの何とか巻きなどの手の込んだことをしていましたが、今は大抵が何かしらの和え物か炒め煮か漬物です。それでも、この年でよく頑張って作っているものだといつも感嘆しきりです。
朝ごはん。ご飯と味噌汁、梅干と納豆。日本昔話の世界とあまり変わらないかもしれませんね。梅干も母の手作りです。
近所の方がくださったツクシの卵とじ。母も昔は卵とじが多かったのですが、今では卵は入れずにネギと合わせた炒め物が多いです。
同じく頂き物の高菜漬け。うちのあたりの田舎では農家は皆高菜を漬けていて、それぞれがその家の味を持っています。母は梅干とラッキョウと白菜は漬けますが高菜は下手だと自覚があるようで、もっぱらご近所の誰かれからの頂き物に頼っているのです。日本に行くたびに山ほどお世話になる叔父夫婦がさっそく会いにきてくれました。
おみやげに地元の有名なお菓子屋さんのケーキをもってきてくれました。お兄ちゃんお姉ちゃんありがとう。アンジェココというケーキ屋さんで、とにかく地味なこの田舎町から世界(やや誇張あり)に羽ばたく名店が生まれたのは誇らしいことです。
ケーキもいいけど、やっぱり私にはこれですね。カナダでは八朔を売ってないのが残念でなりません。
そうそう、これこれ。この瑞々しさとしっかりした身の固さがいいのです。今回もできるだけたくさん食べてきました。
ところで、そろそろ終点の近いお年頃の人が増えてきた日本社会では、最近ではこういう小話が人気だそうです。なるほど言い得て妙である、と思えますので、みなさまもしばしの瞑想の糧になさってくださいませ。
こういう類も本屋さんを賑わせていますが、本屋そのものがばたばたと倒れる一方でもありますね。
どれどれ、、、思い出すどころか、聞いたこともない格言や四字熟語がたくさんありました。考えてみたら日本を離れてうん十年の私の日本語能力はせいぜい大学生までの学習を最後に止まってしまっているのです。補填をしないで使う一方なので、だんだん減っていくのは当然の理、、、空恐ろしいことではあります。
おまけ。今回の旅行では後半は初夏のような陽気になりましたが、最初のうちは涼しく、ということは家の中ではかなり寒いという状態でした。仕方がないので厚着をして過ごしましたが、便利だったのがこの「スカート」です。スカートというか、単なるゴム入りの筒なのですが、綿入りなので温かく、着ているというより「入っている」という感じでした。
最初は「何という変なものを」と思いましたが、いったん入ってしまったら出られない素晴らしさでした。