飛びたつ人々

今朝は変な夢を見て目を覚ましました。けっこう長い夢なのですが、最初のところはベネズエラで人が次々と空へ飛んでいくというところで始まります。世界中でなぜかベネズエラだけで、夢か何かで天から招いてもらった人だけが飛ぶことができます。見たところ、大人の男性が多いようでした。何人か一緒に飛んでいく人たちもいます。坂の中腹や崖のようなところから、両腕を空に向けて「えいっ」と飛ぶ人もいるし、平らなところからすっと飛び立つ人もいます。

ベネズエラの政府(?)はこれを止めようとしていて、棒に縛り付けたり殴ったりしています。でも人々はそれでも飛び去るのをやめようとしません。一緒に飛ぼうね、などと話し合っている人もいるし、招かれてないのに飛んでみて落ちて怪我をする人もいます。弾圧に抵抗する人たちもいて、「皆突き落としてみろ、飛んでいく奴らは死なないだろう」などと反語的な抗議をしています。

私はこういう様子をずーっと見ていて、自分でもベネズエラに行ってみました。一人で行って、知らないところで、なぜか金網に足を突っ込んで座ってぼーっとしていると、若い女の人が話しかけてきました。タクシーなどあるようなところで、たぶん駅か空港の外なのだろうと思います。

それからその人の家に行きましたが、家というより拷問部屋のようなところで、電気はないし、暗くて、壁は一面に血しぶきや血糊や血が流れた跡があります。そういう部屋がいくつかあり、貧しい子供たちが何人もいて、粗暴な感じの男たちもいます。そして、隣の家との境もはっきりせず、いくつもの家や部屋がごちゃごちゃにつながっている感じでスラムになっています。いつ襲われて闇に葬られてもおかしくないところなので、早々に出て行きました。

出て行ってすぐ前を見ると、とても細い道の向こうが超高級デパート兼ホテルになっていて、私は実はそこに泊まることにしていたのでした。でも、それを知られるとスラムでは危険です。呆然とした気持ちでそのホテルに入りましたが、入り口のところにさっそく高級食材などたくさん売っているし、郵便局コーナーもあります。でも、カウンターのところに日本語で大きく「お引取り頂きます」と書いてあり、これはつまり、スラムの人たちが入ってきたら有無を言わさず出て行ってもらいます、ということなのでした。デパートの名前はアルファベット4文字で、ILSAだったかな、と思いますが、定かではありません。

チェックインをしなければなりませんが、私はまだふらふらとしたままさまよい歩き、ときどきがっくりと座り込みます。大丈夫ですか、と声を掛けてくれる人もいますが、また立ち上がっては歩き出す、ということを繰り返します。通路には毛の長い大型犬がたくさんいて、みんなのんびりと通路の真ん中に寝そべっています。南米は大型犬が多いのよね、そういえば、などと、私は夢の中では納得していますが、現実はどうなのでしょうね。犬はみんなとてもフレンドリーで、噛んだりする様子は全くありません。

このホテル兼デパートには子供病院のようなのも併設されています。狭い通路のようなところを抜けて、やがて広くて明るい託児室に着きました。窓の外には高級ショップが並ぶ様子があります。私はまたここでもがっくりと座り込んでしまいますが、子供たちが入ってきて託児タイムが始まったので退散し、それで目が覚めたのでした。

ベネズエラは最近ニュースによく出てくるし、昨日はたまたまインターネットで大阪にある超高級レストランのことを見ていたし、いろんなことが混じってこんな夢になったのでしょうね。実際にベネズエラから人間が空に飛んでいくようなことになったら正夢もいいところですが、今時の世界情勢を見ていると、火星人が攻撃してきたって透明人間や地底人が登場したっておかしくはありませんね、ほんと。

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by ammolitering6 | 2016-06-25 00:09 | Comments(0)

写真サイト3個目です。


by ammolitering6