メープル重曹の正しい作り方(改定しました)
2015年 08月 30日
インターネットで探したらいろんな情報があってだいたいのレシピも分かるし、私はこれを単なる好奇心から何度か作ってみたのですが、どうやらこれに興味を持ってこちらのサイトを見てくださる方が少なくないようなのです。別に全然詳しいことは書いてなかったし、もともとの発見者のサイトへリンクを貼って「あとはご自由に自分で調べてね」という無責任なことをしていましたが、英語ばっかりだし、ちゃんと読んだ人はほとんどいないと思います。その問題のサイトというのはこちらです。http://www.cancertutor.com/kelmun/
実はさっきこれをまるごと翻訳してみたのですが、ここで紹介するとやっぱり著作権の問題が出てくるので、とりあえずそれはやめておきます。でも、メープル重曹の作り方のところだけ抜粋して、民間療法の又聞き情報独特のあいまいさだったのを明瞭にしておこうと思います。あとでサイト元に連絡して許可をいただけたら全文をご紹介しようと思います。
メープル重曹(ベーキングソーダ)の正しい作り方
メープルシロップを買うときは、「グレードB」のものを選んでください。「グレードB」のがなければ、「グレードA」の中で一番色の濃いのを選んでください。「アームアンドハンマー」社および「レッドミル」社の重曹は「オール・ナチュラル」でアルミニウムを含まず、お勧めです。
鍋に水を入れ、やや熱いくらいまで(約50度)温めます。そのうえにもう一つの鍋を置き、火を止めます(湯煎ですね)。ベーキングソーダとモラセス(糖蜜)またはメープルシロップを1対3の割合で加え、5~10分間すばやく混ぜます。冷蔵庫には入れないほうがいいでしょう。必ず耐熱ガラス、ステンレス、または銅の鍋を使ってください!
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もともとの記事には、これをどれくらいの量で摂取すべきかとか、どれくらいの期間使うべきかとか、他のあれこれの注意事項とかたくさん書いてあります。言うまでもないことですが私はお医者さんではないから責任は取れないので、これを実行するときにはご自分で責任を持っていただき、できればサイト元の記事をがんばって読んでみてください。業者に翻訳料金を支払ってでも読む価値はあるかもしれません。
癌というのは今ではほんとにありふれた病気になってしまい、私の知人も20年だかそれ以上だかの長い長い闘病の末に昨年とうとう亡くなりました。良いと言われたものを何でもかんでも試してはみたものの効果がなく、「メープル重曹というのがあるそうですよ」と言っても諦めムードでちょっとだけ試したくらいで終わってしまいました。この記事をきちんと自分でも読んで訳してみようと思い立ったのは、彼女のことが心をよぎったからです。
実際にどれほどの効果があるのかは分かりませんが、効果があった!と証言する人はたくさんいらっしゃるようですし、何と言っても材料が食品ですから、試してみて損はないと思います。もちろん、糖質を控えるとか、そのほかの治療法と併用することが大切だと思いますが、藁をも掴む思いで比較的安価な治療法を探していらっしゃる皆様にとってこれが何かしらの助けになればいいなと思います。
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、、、と思っていましたら、なんと、このページを既にほぼ丸ごと翻訳して紹介しているページを見つけてしまいました。著作権は大丈夫なのかな?しかもその中に原文と違うところがあるのです。もともとの出典が違うのかな?よく分かりません。
私はその昔メープル農協で働いていました。カナダにとって砂糖楓の木は本当に大切な植物です。材木としても優秀だし、美しい紅葉は観光資源でもあるし、森林の健康や森の生き物の生態系のためにも大切です。公害に強いので街路樹としても活用され、カナダでは昔から子孫のために砂糖楓の木を植えろと言い伝えられてきたほどです。
そしてもちろんメープルシロップは言うまでもなくカナダのお土産の代表選手で、ケベック州ではシタデルという農協がキャンプというブランド名で高品質のメープルシロップを生産しています。日本では混じり物のあるメープルシロップが出回っているというひどい話を聞いて残念でなりません。キャンプのものだったら多少高くても絶対に保証つきなので安心です。
メープルシロップは値段が高い高いといって不評ですが、実はこれでも政府から税金などで優遇されていて、できるだけ安く抑えられています。詳しいことを言うとキリがないのですが、メープルシロップを作るのは足元が悪くてすごく寒い斜面での重労働で(樹液を採取するところ)、若者が必要なのにみんな当然嫌がり、農家は親戚の若者などを強制的に駆り集めてタダ働きをさせたりしています。働け~、労働の報酬は出来たてのシロップ飲み放題でいいな!?ということがまかり通っていて、それでやっとこの値段なのです。すばやく色薄く煮詰めるための機械はどは高いし、品質管理のための機器も高いので、零細農家では買えません。そのため集まって農協を作って、なんとかがんばって伝統的な産業を維持しています。
メープル重曹というのはあくまで民間療法ですが、カナダの誇るこの大切な味覚が健康にも役立つのであれば本当に嬉しいことだと思います。なお、日本でもグレードAとかBとか言ってるのかは分かりません。要するにこの場合は色の濃いものが良いということなのです。
それと、メープルシロップは色が濃いほど栄養があるという思い込みもあるようですが、必ずしもそうではありません。樹液が流れ始めたばかりのときの薄いものでも、ぐつぐつゆっくり煮詰めれば濃くなります。メープルシロップは樹液を40分の1くらいまで煮詰めて作るので、燃料代も馬鹿になりません。それに、重いので輸送料金も相当なものです。近代的で効率的な鍋(?)ですばやく煮詰めた場合には、季節が早いほどあっさりした色の薄いシロップができて、これは糖尿病の人でも比較的大丈夫な糖だそうです。お店には先天性の糖尿病の子供のためにこれで作ったメープルシュガーキャンディーをわざわざ遠くから買いにくるお客様も少なくありませんでした。さすがはメープル、すごいぞメープル、というわけで、メープルシロップの宣伝でした。
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もう一つ追加しますと、このお医者さんはカナダではなくアメリカの方みたいで、実際には医師の資格があるわけではなく、ほんとに民間療法として、でもかなり本格的にアメリカの片田舎で地元の人たちの診療をなさっているみたいです。実際にどんな方なのかはあまり情報が見つかりませんでした。
この治療法を最初に紹介した新聞記事もあるのですが、それが困ったことにかの悪名高いウィークリーワールドニュースで、毎週毎週飽きもせずに雪男を発見したとかエイリアンに遭遇したとか、そんなことばっかり書いているのです。それも影響したのか、ドクター・ジムとして知られるこのジム・ケルマンさんはインチキの偽医者という評判も立っていたのですが、その後イタリアのシモンチーニという本物のお医者さんが独自の癌研究をしているときにこの方法を知り、それで「これはすごい」ということで研究が進んできた、ということみたいです。間違ってたらすみません。
実は私はこのウィークリーワールドニュースのファンでときどき買って読んでましたが、ある人にそう言うと「君は僕をそれほどまでに信頼してくれているんだね」と感動されてしまいました。確かに、「毎週日曜日の朝はニューヨークタイムズを読みます」と言うのはかっこいいけど、ウィークリーワールドニュースだと買っているところを人にみられるだけでも非常にまずいかもしれません。。。
参照サイトはいっぱいあってキリがありませんが、こちらにはドクター・ジムとシモンチーニ先生の両方のお名前が出てきます。あいにく英語です。
http://www.alkalizeforhealth.net/Lbakingsoda.htm
どっちにしても、偽医者だろうが何だろうが、ほんとに治してくれる人がほんとのお医者さんだと思います。世の中、資格のある医者の言う通りにして死んでしまうことだって珍しくありません。もちろんあんまりめちゃくちゃに怪しげなのも困りものですが、理論がしっかりしていて研究もされていて実績もたくさんあるのなら、資格のある無しはそれほど関係ないなと思います。
なお、上で紹介しているオリジナルのページはドクター・ジムが作っている癌研究所のページみたいで、実際には何十ページもあります。私が一応翻訳したのはメープル重曹関連の1ページだけです。
当方の試行錯誤の結果、40度あたりから電動攪拌器で高速にかき混ぜ、メープルシロップと重曹混合液体の温度をゆくっりどんどん上げると80度では分離することがありますが、約85度あたりで分離せずに混合できました。
かき混ぜるスピードが遅いと、60度あたりで泡沸騰することがあります。
加熱の方法も「湯煎で」と書いてあるので、湯煎のほうがいいと思います。メープルシロップは糖分が高いので、直火だと焦げやすいのです。
いくつか質問があります。
1)以前は確か直火だったと記憶していますが、
なぜ、湯煎に変わったのでしょうか?
直火の場合は、割と簡単に泡が噴きましたが、
湯煎だと結構大変で、20分後、
遂に直火に切り替えました。
2)5日完全断食の後、3日間は
メープル重曹オンリーで、
食事は一切摂取できないのでしょうか?
以上、よろしくお願いします。
断食の後のことは、申し訳ありませんが私にはわかりません。このメープル療法の基本理念は、糖分(メープルシロップ)に乗り込んだアルカリが癌細胞に働きかける、ということだそうです。そのため、糖分の多い食事を控えるなどの食事療法と併用するとよいなどと書いてありました。
英語ですが、どうぞ原典を参照なさってください。グーグル翻訳など使えば概要はつかめるのではないでしょうか。健康は本当に大事なので、この民間療法で少しでも効果があるといいですね。