単純作業は危険である

ここしばらく、何かに取りつかれたように何時間でも何日でも折り紙ブックを作り続けています。YouTubeでビデオを見たり音楽を聴いたりしながら手を動かし、ときどき画面を見る、という感じです。そのため机の上はまるで物置か作業場のような様相を呈しており、数えてはいませんが300冊近くありそうな折り紙ブックが山積みになっています。

大量生産してしまったこれをどうしよう、と考え、このたび人生で初めてビジネス意欲が湧いています。どこかのお店に置いてもらって高く売りさばき、一躍折り紙ブック成金になってやろうという魂胆なのです。まあ、どれだけバラ色に皮算用をしたところでそう簡単に左うちわとはいかないだろうとは思いますけれど、やるだけやってみようと思います。

好きな歌を聴きながら単純作業をしていると、自分の性格の両面性が直面しろと迫ってきます。私は表面的にはおとなしくて真面目ということでやっており、それは確かにその通りであると思います。服装も地味、髪型も頭に乗っているだけ、化粧といえば日焼け止め。夜遊びをするでもなく男を買うでもなく、酒も博打もせず、地味に働いて寿命の尽きるのを待っています。お店では基本的にはお客さんに愛想を振りまくし、親しい友人たちとはおしゃべりもしますが、どちらかというとかなり無口です。私がアーティストであると外見から言い当てる人はほとんどいません。そういう私に暗闇で会っても怖がる人はあまりいないだろうし、それは自分の長所として自認してよいと思うのです。

でも、他方では相当に激しいところもあるのを自覚していて、自分でも火山にフタをしたような性格だなと思うことがあります。たまたま私のイニシャルはYN、つまりイエスとノーのと同じなのですが、この対極的な志向の共存が自分の一生のテーマなのだろうと思います。




この歌も歌い方もいいなと思うのですが、、、


もともとはこの方の歌です。家庭的じゃなくて恋愛に縛られるのは絶対に向いてないはずの男が人生を後悔して鬱々と嘆く歌じゃないかなと思いますが、、、


なんとそれを聖書に弾き語りみたいに替え歌にしたのがありました。ボーカルの音量がバックに押されているのが惜しいところですが、イエス様の生誕の様子を物語ってあって、来年のクリスマスにでも聞いてみられてはいかがでしょう。

Commented by みち子 at 2015-01-15 01:08 x
以前、ケベックのシェルブール(だったか)という小さい町に行ったとき、偶然にLeonard Cohen 絵画展というのをやっていて見ました。ピカソの線画みたいな絵が多かったです。ハレルヤは色んな人が歌ってますね。この人の歌は聞いていると眠くなるようなのが多いですね。
葉子さん、目的もない折り紙ブックを300も作るなんて、やっぱり普通じゃないんじゃないですか。私も、内部は外見とはかなり違う人間ですけど、折り紙ブック300冊は作りません。何かのバザーでもあったら出したらどうでしょう。
Commented by ammolitering6 at 2015-01-16 05:34
Leonard Cohenという方は絵も描かれるのですね。見てみたい気もしますが、あんまり明るい絵ではなさそうなイメージがあります。

折り紙ブックに限らず、何か一つのことにのめり込むたちなのだと思います。この前までは紐を作っていて、これも何の役に立つとも思えない無駄な作業だったのですが、飽きてしまいました。折り紙ブックはまだ飽きてないし、YouTubeで探偵ナイトスクープという番組を延々と見ながら作るのにちょうどいいのです。

これで大もうけというのは冗談ですが、作っていて楽しいし、できあがりが勢ぞろいした様子もかわいいので、材料費のもとが取れる程度に売れたら儲けものだと思っています。
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by ammolitering6 | 2015-01-14 13:37 | Comments(2)

写真サイト3個目です。


by ammolitering6