アート再び

昨日ははるばる片道2時間半かけてここに行きました。いえ、実際にはそのうち50分くらいは寒空の下でバスを待っていたので実際にはそれほど遠くでもないのですが。。。でもやっぱり遠いです。
アート再び_a0172884_8184078.jpg



何しに行ったのかというと、これを見に行ったのです。これはいったい何かというと、よく分かりません。陶器でできた人形の一種であることは確かなのですが、作者が何を考えて何を表現しようとしていたのかというと全くの謎です。本人に聞いても原因不明とのことです。その本人というのはロシア会館のメンバーの一人で、主に食器などを作る陶芸家だったのですが、昨年くらいから何を思ったかふいにこういう妙な物を作り始めたのです。自分の分身のような気がする、と語る彼女は、決してこういう風貌をしているわけではありません。何だか分かりませんが、心の奥底に二頭身の妖怪やら妖精なりが潜んでいるのでしょう。彼らがこうして形を取って生まれてきたことを私は嬉しく思います。

それにしても、ただこれを見るためだけに5時間もかかりました。
アート再び_a0172884_8231147.jpg



ということは、これで2時間、、、
アート再び_a0172884_8313328.jpg



こっちで3時間。。。皆さん、どうぞじっくり、しっかりと、穴の空くほど鑑賞してください。
アート再び_a0172884_8393535.jpg



実はこの展示会では古いお友達と落ち合い、人形を見たあとでずっとおしゃべりをしていました。とは言っても大抵は彼女のお話を私が聞くという形で、彼女の亡くなった弟さんの2番目の奥さんの連れ子の奥さんについてなど、見知らぬ大勢の人々についていろいろ知ることができました。そのあと、それでは帰りましょう、ということになって彼女は帰路につき、私は「わざわざここまで来てこのまま帰るのはもったいない」精神に突き動かされてギャラリーに戻りました。

これは外にあった物体。上の部分がゆっくりと動きます。
アート再び_a0172884_8405355.jpg



なぜか機関車もあり、、、
アート再び_a0172884_8462083.jpg



駅舎もあります。昔はここに駅があったのでしょう。かつて鉄道の駅は町の活動の中心でした。カナダの鉄道が今のように衰退してしまったのはとても残念なことです。
アート再び_a0172884_8465173.jpg



さて、ギャラリーに戻って芸術鑑賞の続きと参りましょう。今回の展示会はミニチュア展だったので、手のひらに乗るような小さな絵や彫刻(?)がたくさんありました。
アート再び_a0172884_8484127.jpg



こういうのは何というのでしょうか。人形ですが、オブジェと言ったらいいのかな。
アート再び_a0172884_8501389.jpg



ちまちまとこういうのを作るのは楽しいだろうなと思います。美奈子ちゃんはこういうのが上手だったな、と思い出します。
アート再び_a0172884_851439.jpg



ギャラリーには広い部屋もあり、ミニチュアではない作品が展示されています。
アート再び_a0172884_8515675.jpg



それにしてもアートというのは分かりませんね。これなど、どうみても間違って紙に汚れがついたようにしか見えません。いや、よーく見ると子ネズミの魚拓みたいな絵だったのですが。。。5センチ四方の紙があれば足りるのにもったいない、と考えてしまう私は実は根本的にアートに向いていないのかもしれない、という疑念が湧いてきました。
アート再び_a0172884_8522910.jpg



このギャラリーでは子供のためのアート教室も盛んに行われているようで、たくさんの作品が展示されていました。
アート再び_a0172884_8573481.jpg



カナダらしいテーマの作品。左のは木と月明かり(太陽光?)です。あんまり木に見えませんが、子供は小さいので木は見上げるもので、幹ばかりが目立つので上のほうにちょこっと緑色が見えるように描く場合が多い、と聞いたことがあります。これはまさにその通りですね。
アート再び_a0172884_8583324.jpg



こんなふうに描けたら楽しいでしょうね。
アート再び_a0172884_859636.jpg



宇宙船でしょうか。この子たちが絵を描く楽しさを大きくなってもずっと覚えていてくれるといいなと思います。
アート再び_a0172884_8593535.jpg

名前
URL
削除用パスワード
by ammolitering6 | 2014-11-25 09:00 | Comments(0)

写真サイト3個目です。


by ammolitering6