私のごはん

私の今日の晩御飯はこれでした。蒸したアスパラガス、パックのままの納豆、そしてちょっとだけ残っていたチーズです。そう、もうすぐ旅行なので、冷蔵庫の中の物を消費してしまおうとしているのです。でも、私はもともとこういう食事とも言えない食事が好きで、一人でいるとこういう感じで食べることが多いです。

味付けはせず、アスパラは蒸しただけ。納豆はパックを開けただけで調味料は無し、混ぜもしません。こうするとチーズの塩気が引き立つのです。アスパラはうっかり蒸しすぎてしまったので、水っぽくなったのが残念でした。納豆はお城納豆です。
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豆腐の残りもあったので、湯豆腐にして食べました。塩もしょうゆも何もかけず、そのままです。某氏はこれを見て「バルサミコ酢でもかけたらどうか」と提案してくれましたが、この何もないところが豆の味でおいしいのですよ、某氏よ。いろいろと凝った食事をすることもありますが、私は基本的には食材の味をそのまま楽しめるシンプルな食事が好きです。
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# by ammolitering6 | 2017-04-23 14:13 | Comments(0)

さて、昨日はようやく顔を見せてくれたお日様の光を浴びながら出掛けましたが、行き先はいつものイギリス人の老夫婦のおうちでした。私がもうすぐロンドンに行くからということで、ロンドンの話をしよう、とお茶に誘ってくださったのです。

とは言え、お二人がロンドンにお出でになったのは1970年代の話です。当時の最新情報を聞いてもあまり役に立つことはないような気もしますが、案外しっかり役立つかもしれないと思わせてくれるのがイギリスという国です。観光名所など幾つか教えていただいたので、地図を頼りに行ってこようと思います。

お二人のおうちの居間には、この絵が飾られているというか、放置されています。額縁に入れようかと思って、という状態のまま時間が経っているのです。これは今年で90歳の建築家である御主人、スタンレー・キング先生の若かりし頃の習作で、イタリアの大聖堂の設計図面を模写したものです。
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細かいですねえ。。。
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もっと拡大してみましょう。私のカメラの腕前が上等だったら、顕微鏡で見たほうがいいような緻密極まる細部を見られるはずなのですが、どうもすみません。
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昔の建築家志望の若者たちはこうやって模写することで建築デザインを学んだのだそうです。もちろん、一から十まで手描きです。
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ちゃんと名前も入ってますが、この「S」という文字の丸いところなど、極小サイズのコンパスを使って描かれているそうなのです。とんでもないことをするものだ、と思いますが、もっともっととんでもないのは、これがキング先生のわずか16歳のときの作品だということです。16歳って、、、

当時のイギリスでは高校は16歳までだったので、彼は卒業して地元の建築家の見習いになって修行していて、これはその頃の作品なのです。その後大学を卒業してめでたく資格を得ましたが、結婚して家庭を持ったころには戦争のごたごたで社会経済が沈滞し、駆け出しの若者がのびのびと活躍して生計を立てられるような状況とは程遠かったそうです。一方でその頃のカナダでは戦後の開発ラッシュが起きていて、才能のある移民を「どうぞどうぞ、おいでください」と言って呼び込んでいたので、若いキングさんは奥さんと幼子を引き連れて新天地にやってきたのです。

その後も、政府の思惑とは裏腹に閉鎖的な建築家社会では海外からの有資格者を大歓迎する雰囲気はなく、キングさんはカナダでの資格を取り直したりして苦労なさいましたが、モントリオールオリンピックの前後には高層ビルを建てたり、オリンピックの建物を作るチームに若手の助っ人として参加したりして、普通の建築家として活動しておられました。

でも、古いものをどんどん壊して新しいものを建てるというのが戦後の潮流だったとはいえ、その只中にあって開発反対運動にも度々直面し、やがて身近な子供たちから「空き地の遊び場がブルドーザーで壊されてる!」という涙の抗議を受けたりもして、全面的な方向転換をなさいました。キング先生は大学に戻って教育者の資格を得て、子供も含めた地域市民の声を都市計画に反映させるための活動を始められたのです。

お金になるような活動ではありませんが、「コ・デザイン」と名づけたこの活動をライフワークとして続けてこられたキング先生の業績は、地味ながら高く評価されていて、英語圏の各地で都市計画のみならず教育その他の分野でも応用されています。日本ではほとんど全く知られていないのは本当に残念なことで、一応私が先生の著作を全部翻訳したのがあるのですが、なにぶん素人なもので用語とかかなり大間違いしてるわよねえ、きっと、、、と思うのです。

みなさま、どなたか興味のありそうな人や知識のある人をご存知でしたら、ぜひ訳文をご紹介ください。キング先生の業績についても、探せばいろいろ書いています。有名どころとしては、グランビルアイランドやロブソン広場、フォールスクリークなどのコンセプト作りなどがありますが、そのほかにも山ほどあります。(私はこの先生の中途半端な助手として、かれこれ15年ほどワークショップの会場のセットアップや後片付けなどで大活躍しております。)
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キング先生の最近の作品。緻密、、、ではないようです。でも、バンクーバーの春を大胆かつ単純に表現しておられ、抽象画ではありませんが具象を極めたところからいい具合に枯れて、こうして抽象画に近づいていく感じが素晴らしいと思います。いまどきの若者は、という言い方には語弊がありますが、近代のアート教育がこの過程を経ずに最初から枯れた「個性」を前面に出しているように見えるのが私はひどく気になります。肥大して緑色のまま溶けて腐っていくバナナのよう、という感じがするのです。
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尻の下からキング先生が奥様に捧げたイースターカード。「春の隊列」という題だそうです。
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奥様のマーガレットさんと。奥様の被っていらっしゃる赤い帽子は、実は私が被っていたものです。でも奥様がご覧になって鏡の前で被ってみて、「素敵ねえ、ここに置いていく気はない?そうだ、私の帽子と取替えっこしましょう、そうしましょう!決めた!」とおっしゃって、その通りになりました。確かにこの帽子は私よりも奥様によく似合うのです。お茶目な奥様もそろそろ90歳におなりです。
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奥様が有無を言わせず取替えっこした帽子。かわいいピンクなのです。
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上から撮ってみましょう。そのほうが写りがいいわよ、ということを聞いたのですが、どうも顔も上を向いてしまって、あまり意味がありません。
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顔はちゃんと前を向けてみましょう。鼻が低いのでめがねがずり下がっているのが強調されるだけのような気がします。。。
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お澄まし、、、とも違いますね。へらへらした顔をしゃきっとさせようと努力したところです。
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# by ammolitering6 | 2017-04-22 12:52 | Comments(0)

遅ればせの都会の春

春なのか何なのか分からないような不安定なお天気が続いていましたが、昨日の午後はとうとう明るく晴れました。午前中はにわか雨など降っていたのです。
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青い空、白い雲、そしてポプラの新芽。カナダへようこそ、と言わんばかりの一幕です。
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足元を見ても華やかに春めいています。
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タンポポはカナダでは雑草の代表として嫌われていますが、きれいな花だと思うのです。
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桜は早いのはもう散っていますが、遅いのはまだこれからです。
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まぶしく光るようなチューリップ。
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色がついてても可愛いですね。ここは日陰なのでムスカリがまだ咲いていませんが、もっと日当たりの良いところでは咲いているのも何度か見ました。
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水仙、、、母方の祖父がこれを大好きだったのか、大嫌いだったのか。。。どちらかであることは確かなのですが、想像するに嫌いだったのだと思います。彼は自分の妻の名前が気に入らなくて変えてしまったような人でした。
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わすれな草。私は花はだいたい何でも好きですが、こういう小花は特に好きなのです。
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椿も咲いています。
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ペニーウィンクルという花もあちこちで見かけます。
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花スグリも咲いています。実もならないことはないのですが、あまりおいしくはありません。
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オレゴングレープホーリーが咲いています。これは種と皮を取ってジェリーにするとものすごくおいしいです。(妊娠中の方には有害です。)
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これは何かな?花の名前がぱっと分かったらいいだろうなと思うのです。
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ビルばっかりのダウンタウンにも春が来ました。そびえたつビルの前に数軒だけ古いおうちが残されています。
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そこの狭い庭に木蓮が咲いています。
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まだ全開じゃないのにどことなく既に古びて見えるのはなぜでしょう?
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山吹の花も咲いています。この黄色はほんとに綺麗だなと思います。
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# by ammolitering6 | 2017-04-22 10:45 | Comments(0)

フレイザー通りの味わい

今日はYさんとお茶をしに行きました。ほんとはどこか散歩に行こうとしばらく前から話していたのですが、なかなかお天気が良くならないので、せめて行ったことのないカフェに行こうということにしたのです。こちらのフレイザー通りというところに日本人の経営する新しいケーキ屋さんができたと聞いたので、場所を調べて行ってみました。
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こちらのお店です。
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こんな感じですが、、、コメントは差し控えます。なお、私はカレーと抹茶ケーキ、Yさんはアンコの入ったマフィンに似た感じのパンを買いました。
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お店を出て歩いていると、ツクシが生えていました。何それ!?とびっくりしているYさんは純粋培養の都会育ちです。駄目よ、そんなもの触っちゃ!と心配してくれますが、Yさん、お気持ちだけ頂戴しますね。田舎の子供はこれをザルに大盛りに摘んで育ってきたのです。
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フレイザー通りというところにはインドや東南アジアその他のお店が軒を並べているので、ここはどこだろう?という感じです。こういうところでは食料品店を見て回るのがとても楽しいので、もちろん覗いてみて、こんなのを買ってしまいました。チョコレート、と書いてあると思ったら、実はチョコ「デ」-ト、つまり、干したナツメ椰子の実をチョコレートかけにして、中にはアーモンドを詰めたお菓子なのです。そしてこれが、なんとドバイ産です。

ドバイって石油と高層ビルしかないと思ったら、ナツメ椰子もあるのですね、、、と申しましょうか、ナツメ椰子はドバイを含めた中東一帯で栽培されていて、ドバイにも豊富な資金を贅沢につぎ込んだ最先端のプランテーションがあります。最先端のプランテーションと言われてもピンと来ませんが、砂漠で水を十分に確保するとか、そういうのでしょうか。いろんな種類のナツメ椰子があり、単なる農園ではなく優雅な滞在ができるようになっているのだそうです。
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ダーク、ミルク、ホワイトが入っています。
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切ってみると、うん、そのまんまですね。かなりおいしい組み合わせで、これは大当たりです。
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タマリンドのお菓子は塩味に仕立ててありますが、タマリンドらしさが消えてしまうほどに塩と砂糖を加えてあるので、ちょっと残念でした。調味料として使うしかないなと思います。
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イラン産の緑色の干しブドウは、しみじみとした安定のおいしさです。
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Yさんと「確かここらへんにあったはず」とおいしいベーカリーを探したのですが迷ってしまい、結局別れたあとでやっと見つけました。こちら、とってもお洒落なフレンチベーカリーなのです。場所は3958 Fraser Street、少数ながら間違いなくおいしい食材も買えるので、わざわざでも行く価値があるベーカリーなのです。サイトはこちら。お勧めです。
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# by ammolitering6 | 2017-04-20 10:49 | Comments(0)

今朝はどことなく楽しい夢を見ていました。カナダの北部にユーコンというところがありますが、私は夢の中でユーコンならぬユヒコンというところで飛行機に乗っていました。乗っていたというか、飛行機には007に出てくるような縄梯子がついていて、私はそこにぶら下がっていたのです。

飛行機はたぶん10人乗りくらいで、むやみやたらとリッチな青年実業家という感じの人がパイロットです。この飛行機はユヒコンの綺麗なのんびりした町の上空を飛ぶ遊覧飛行機で、なぜ私がその飛行機の縄梯子からぶら下がることになったのかは分かりません。私は一人ではなく、女性の恋人と一緒に抱き合うようにしながら縄梯子にしがみついていますが、そうしながら写真を撮ろうとしていて、これはなかなか難しい、と思っていました。

雪の残る下界は楽しげな感じで、ユヒコンは北極圏だけど、これならここで暮らせそう、などと考えています。川や池もあり、水辺には明るい茶色で大型の鹿がたくさんいます。遊覧飛行を終えて、飛行機は陸橋の下をくぐって着地する、というあたりで夢から覚めたのですが、これはいったい何を伝えたい夢なのでしょうね。

女性の恋人がいる夢は初めてではなく、ずーっと前にはあまりにリアルでぎょっとするような感じの夢を見ました。そのときの私ははっきりと男性で、恋人と最後の別れをしていました。今度のは別にそんな深刻な感じはなく、楽しくぶら下がっているだけでした。落っこちるかも、という感じがあったのは、崖っぷちの夢のバリエーションなのでしょうね。

# by ammolitering6 | 2017-04-19 11:32 | Comments(0)