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私の仕事

住所不定正体不明の葉子さんですが、最近は再びスタバのお姉ちゃんとして返り咲き、大活躍しています。一見すると華やかに見えるかもしれませんがコーヒーショップの仕事というのは本質的にお掃除おばさんのそれであり、お店の衛生は私の活躍がなければ保てないのです。スターバックスには自前の保健所もあって、ときたま抜き打ち検査が行われます。これで落第すると非常に都合の悪いことになるので、日々の細かくて念入りな掃除が欠かせません。

しかし、非常にめんどくさいことではありますが、楽しい掃除の合間にはお客さんとも顔を合わせねばなりません。一度で覚えられるような特徴のある人もいますが、もともと人の顔と名前を覚えるのが苦手な私にとっては非常に難しい人もいます。今日も「やあ、ヨーコ」と言って声をかけてくれたお客さんがいましたが、全く全然見覚えがありません。中肉中背の白人で、ハンサムでもなく、私の趣味でもなく、かといってとりたてて不細工でもなく、ファッションが素敵ということもなく、、、3歩歩けば忘れてしまうような顔なのです。どこかで会った人だろうかとも考えましたが、じつは数日前にやってきたお客さんでした。申し訳ないけれどもう一度お名前を伺ったら、エドワードさんだそうです。一緒にいたガールフレンドはエリアルさんという名前だそうで、エドワードにエリアル、エドワードにエリアル、、、と呪文のように唱えて、今度こそ覚えなければなりません。

以前に別のお店で働いていたときのお客さんもいらっしゃいました。こちらはカザフスタンのアルさんとナタリアさんで、名前はすっかり忘れていたものの、顔はしっかり覚えていたので安心しました。アルとナタリア、アルとナタリア、と。。。これも呪文に追加しましょう。なお、アルさんの注文はグランデのアールグレイで、仕事は現在求職中、ガールフレンドとの付き合いはもう何年にもなります。

それからもう一人、こちらの方も常連さんです。電動車椅子に乗ってやってくるライリー・イングさんです。私は全然知らなかったのですが実はこの方はとても有名なのだそうです。こちらのビデオでは彼に長々とインタビューをしてあります。テンプテーションズという昔の有名なバンドと一緒に歌っていた人だそうで、「マイガール」という私でも知っている有名な曲があります。数年前に生まれて初めてローラーコースターに乗ったら、衝撃で首の関節がおかしくなってしまい、それ以来首から下が不随になってしまいました。リハビリを経て、今では少し手も指も動くようになっていらっしゃいますが、投げ出されたわけでもないのに全く健康だった普通の大人の男性がこんなふうになるなんて、ローラーコースターって怖いものだなと思いました。(写真はお店に貼ってあるポスターで、ライリーさんが元気だった頃の姿です。)

ライリーさんの注文は、グランデのカップにトールのパイクロースト、白砂糖3パック、18%のコーヒークリームを多めに入れてよく混ぜる、というもの。お姿が目に入ったらドアを開けて招きいれ、コーヒーをステーションまで持っていって砂糖とクリームを入れて混ぜて差し上げ、ナプキンを1枚添えて、ドアを開けて外のテーブルまでお持ちします。

もう一人、別の車椅子の常連さんであるボブさんは、トールのパイクロースト、陶器のカップ、お砂糖二つ、クリームはパック入り二つ分、というご注文です。彼も手が動かないので、すべて整えてからテーブルにお持ちします。ボブさんはキースさんとスティーブさんという同年輩のお友達とご一緒にいらっしゃり、キースさんはひねくれた冗談を言うのが好きで、お店から2ブロックのところにお住まいです。スティーブさんは無愛想ですが犬を見ると顔がほころびます。国勢調査員ですか、と思いますが、こういうことを細かく覚えていくのが私の仕事なのです。
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by ammolitering6 | 2014-04-28 15:25 | Comments(0)

恋の歌いろいろ

このところ毎晩のようにYouTubeでいろいろ回っていろんな歌を聴いてますが、何でしょうね、そういうことは全然しない時期もあれば、何かに憑かれたように音楽を求めていることもあります。これはサザンオールスターズの無数の曲の中で一番好きなものです。この女の子はタレントさんなのでしょうか。若くて可愛くて、幸せそうですね。この子も誰かから生まれてきて、こうやって育って日なたで大きな笑顔を見せますが、そのうちに年老いて、やがてはいなくなってしまいます。その間には、こうやってもてはやされることを願ったり、もてはやされて天狗になったり、そんな自分を恥じて反省したり、いろいろに心が動き続けるのでしょう。



これも好きですが、このビデオは放送禁止になったそうで、そりゃそうでしょうと言いますか、、、バブルの時代、生活感のない高級で大人な女性のイメージを追いかけていたような風潮がありました。私もいずれ大人になったらそういう大人の女性になるのだろうと思っていましたが、実現したのは年齢ばかりで、当時の「大人の女性」の推定年齢など20年は越えたと思うのですが、なぜまだセクシーでミステリアスな大人の女になっていないのでしょうか。前提に何らかの問題があったとしか考えられません。

ボディコンなんてのもありましたね。思い返せば、あのかっこいい女性たちも一人一人それぞれにいろんな不安があったはずです。後になれば馬鹿だったと思うようなことをして、関わらなくていい問題に関わってしまったり、生活感満点の家族がいたり、しょうもない病気があったりお金がなかったり。思うに、人間というのは私にとっては大きさと材料に問題があるのです。心からあがめたり憧れたりするには小さすぎるし、消えてしまう材料でできています。今はやりの言い方をするなら、2次元でなきゃいけないということなのかもしれません。



こんなふうな男と女の関係というのだったら、まだしも理解できるような気もしますが、実際、恋愛の歌というのは関係がうまくいってないからできることが多いわけで、それは要するに根本的に相性が悪くてお互いにアレルギーであるのか、あるいは未熟で問題のある対人技術が原因であるかということが大抵でしょう。悲しい恋の歌を聴いていると、「なんでそういうことをする、振られたいのかね」というようなことを真剣にやって自滅する登場人物がいっぱいいるのです。






こういう古典的な歌謡曲って、今もあるのでしょうか。



この方はかっこいいですね。現実感と非現実感の絡まりあう描写が素敵です。






どんな恋をしても所詮はこうなるのかと思うと気が楽に、、、なりますでしょうか。






おまけ。私の地元の佐賀県の言葉をどうぞ。鳥栖のほうの言葉は少し違うし、今ではこんなに筋金入りの言葉を聴くことはあまりないのですが、佐賀も奥地へ分け入ると今でも佐賀語が健在で、通訳が必要だったりします。なお、佐賀県の権化のようなこの方、筑紫美主子さんは、実はロシア人とのハーフです。昔のことなので、相当な苦労をなさいました。

by ammolitering6 | 2014-04-27 14:19 | Comments(0)

あるところでこんな植物を見かけました。下のほうは食虫植物みたいな葉っぱです。私が虫だったら、単なる足場だと思って乗った葉っぱに捕まって、じわじわと毒の水の中で苦しみながら死んでいくわけです。うーん、それは非常に恐ろしい。。。あまりリアルに想像しないほうがよさそうです。
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花はこんなふうで、ずいぶん風変わりな造形です。どことなくおどろおどろしく見えるのは、やっぱり私の先入観が影響しているのでしょう。
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英語でシーダーという木の幹と葉っぱ。日本語だと杉だそうですが、私は実は針葉樹の区別があんまりつきません。イメージとして、鶴や亀が似合いそうなら松、クリスマスが似合いそうならモミの木、という極めて確実性のない認識をしているのです。実際、針葉樹はツツジとサツキとアザレア、あるいはショウブとアヤメとカキツバタのように互いによく似ていて、違っているように見えるのは単なる気のせいではないかと思ったりします。

針葉樹にはどんな種類があるでしょうか。松、モミの木、ヒノキ、杉、ヒイラギ、くらいしか思いつきませんが、世界中にはきっとたくさんあるのでしょう。考えてみれば広葉樹だってよく分からないのばかりで、絶対間違いなく分かるのは花の咲いているときの桜くらいでしょうか。梅は、桃は、杏は、リンゴは、姫リンゴは、と考えていくと、だんだん自信がなくなってきます。栗、毒栗、チューリップツリー、ヤマボウシあたりも分かりますが、ドングリだといろんな種類があって、「絶対カシの木だ」と言い切ることはできません。植物の名前や種類がたくさん分かったら楽しいだろうなと思います。
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by ammolitering6 | 2014-04-27 10:18 | Comments(0)

夏も近づくバンクーバー

久しぶりに良く晴れた今日は、、、
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性懲りもなくソロモン君に会いに行きました。ソロちゃ~ん、と甘い声を出したら、「何だね、せっかく寝てたのに」と言いたげな顔を見せてくれました。
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ソロモン様、お毛皮の様子が荒れてますね。人間で言えば70代か80代くらいだそうですから、やや使い古しているのも仕方ありません。
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暖炉に火が燃える薄暗い部屋にいるソロモン君にはそのままお昼ねいただくとして、こんなに晴れているのですから外に出てみましょう。ベランダの棚は、これは何の植物なのかな。
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こんなに可愛い白い花が咲いています。
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庭の木にぶら下げた餌台には数羽の小鳥が来ていました。ピーナッツが入っているのです。鳥たちが賑やかにさえずる声に混じって、リスの甲高い、そして執念深そうな声も響いていました。まあ、執念深いわけではないのかもしれませんが、リスはジー、ジー、ジー、ジー、という声で単調かつ長時間鳴き続けるのです。何かを強く訴えたいのだな、ということだけはしっかりと理解できます。
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ベランダで暖かい日の光を楽しんでいると、ソロモン君も洞穴から出てきました。光が当たってとてもきれいですよ、ソロモン様。また近いうちにご機嫌を伺いに参ります。
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わたしにとってはまだ肌寒いのですけれど、バンクーバーにとってはこれは十分に初夏のお天気です。あんまり気持ちいいので、ゆっくりと散歩しながら帰りました。
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薄い藤色のつつじ。しかしこれはサツキかもしれず、はたまたシャクナゲであるかもしれません。その正体はアザレアであるという可能性だって捨てられません。全部同じではないか、と思うあなたのために、詳しいウェブサイトを見つけました。こちらです。どうぞご覧になって、やっぱり私は正しかったんだ!と存分に満足なさってください。
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足元には何かがおかしいような気がする花の姿がありました。
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桜とはまた違った可愛いピンクの花が咲いている木がありました。サンザシに似ていますが、ちょっと違います。
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花だけ見たら姫りんごみたいですね。
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見上げると、、、
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今年もまた毒栗の花が咲く季節になっていました。
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私はまだこの町にいます。寒いところは苦手なはずなのに、できればハワイのほうが良かったというのに、何のご縁があったのでしょうね。
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by ammolitering6 | 2014-04-26 11:44 | Comments(0)

無料ということ

昨日と今日、中古の本棚二つを2人の若い日本人女性に無料で差し上げました。もうすぐ引っ越すので、場所を取るから処分する必要があったのです。最初は一つ30ドルで売ってましたが買い手がつかず、20ドルにしても反応無しだったので、日にちが迫ってきたこともあって無料にしたら、即座に欲しがる人が現れました。最初の人はまあまあ感じが良く、ちょっとした世間話などもしてから、軽くお礼を言って帰られました。次の人は、最低限の挨拶をした後、最低限のお礼を言って帰られました。

まあ、別に平身低頭して重ね重ねお礼を言って欲しくて広告を出したわけではないし、荷物が処分できて私も助かったので、それはそれでいいのです。でも、先日の家出少年のための施設のこともあり、誰かに何かを無料で貰うことについて、つい考えてしまったのでした。二人目の人などは、靴を脱いでくれと頼まなければカーペットを敷いた部屋に土足で入って来そうな様子だったし、どんなものにでも本来は正当な代価があるものだということを考えてもいない様子でした。私の事情とは別に、せめて誠意のあるお礼という態度を見せて欲しかったなという気持ちが残りました。

こういうことは単に若い人たちの特徴なのかもしれませんが、そうでもないのかもしれません。以前、ある若い人たちを長いドライブに連れて行ったことがあります。私の友人が休みを返上して運転手になり、朝から晩までがんばってくれました。しかし道中ずっと彼らからの反応や働きかけは皆無で、帰り着いたら「サンキュー」と小声で言っただけで二人ともさっさと立ち去ってしまいました。その後私はこれをこっぴどく叱りつけたので、彼らはもう立ち直れないかもしれません。

別のときには、私がカナダに何年も暮らして初めてまとまった休みを取って2~3週間ほど家にいたとき、二人の若い日本人女性が「2週間泊めてください。もうチケットは取りました」と言ってきました。大学の卒業旅行だったのです。その後、さらに二人のお友達がやってきて、私のホリデーはどこかに行ってしまいました。彼らは食事の後の皿洗いも当然のように私のところに持ってきて、「はい、これ」と言って置いていきました。きっと、おうちで食事の後に流しに食器を持って行ったら、「おりこうさんね」と言って褒めてもらえるのでしょう。でも、私は彼らを整列させて説教を食らわせました。長い卒業旅行が終わって帰ってからは、葉書の一枚も来たでしょうか。

もう何年も前になりますが、日本でガラス絵教室を開いたときにも同じようなことを感じました。ビー玉ほどの小さなガラス絵がたくさんあったので、主催者の方に「参加者の皆さんに記念に差し上げようと思う」と言ったら、彼女は「皆さんお好きなものをどうぞ」と言っていっぺんに全部出してしまいました。私は一人に一つ差し上げるつもりだったのですが、おばさんたちは急にがさがさとバーゲン品を漁るような態度になり、一つどころか一掴みくらいずつ取って行ってしまいました。私が一つ一つ大事に描いた気持ちが踏みにじられたような感じがしました。

こういうことはたくさんあります。露天で絵を売っていると、足で指して「タダか」と言った若い韓国人の男性。日本語を教えるという広告を出していたときも、「タダか」と言って電話をかけてきた人がいました。絵をあげたら外で雨ざらしにされていたこともあるし、ある方の結婚祝いのときには、何がいいかと聞いたら「絵でいい」という返事が返ってきて、いろいろ考えてがんばって描いたら「こんなのじゃないのがよかった」と言われたりもしました。

正当な対価ということを考えるのは大切だなとほんとに思います。金銭上の対価だけではなくて、もっと他の形のもあります。どうしても返せない厚意は来世で機会を伺うことになるだろうし、前世からの機会を見逃しているかもしれません。こうしていろいろ書いて何が言いたいのか自分でも分かりませんが、少なくとも自分の身を見るときには正当な対価を払っているか、要求しているかということを忘れずにいたいものです。
by ammolitering6 | 2014-04-25 13:34 | Comments(0)

今日はこの建物にこもって肉体労働をしていました。高級マンションの高層ビルが立ち並ぶエリアにあるこの陰気な建物は、家出少年のための救済施設です。対象年齢は16歳から24歳で、利用者は男性が大半ですが女性もいて、女性の利用者を増やすために努力しているそうです。女性の家出が増えるように、ということではもちろんないわけですが、浮浪者として暮らしている若い女性で、こういう施設を利用していない人が多いということなのでしょう。

ここで何をしていたかというと、地下のガレージに行って、寄付された大量の古着や日用品を仕分けするというものです。いったいバンクーバーには家出少年が何百人いるんだ!?と思うほど大量にあって、中身がぎっしり詰まった大きなゴミ袋が100個くらいでしょうか。棚のようなのによじ登って重い袋を引っ張り出して、要るものと要らないものにわけ、さらに仕分けした袋を別のところに山積みにして、という作業なのです。作業をしていたのは他に4~5人いましたが、楽なことばっかりしたがる人が多くて、黙々と重労働をしていたのは主に私と、もう一人おとなしそうな若い女性だけでした。体格が良いのに口ばかり動く軽薄男もいて、「役立たずとはこいつのためにあるような言葉だな」と思いながらの作業でした。

まあいいでしょう。今日は仕事の関係でこのボランティアに駆り出されたのですが、一見とても豊かなこの町に厳然と存在する社会問題の一端を覗くことができたのはいい経験でした。寄付された品物は玉石混合で、ごみ同然のものもあれば、新品の立派なものもあるし、ブランド物もたくさんあります。エルメスのブーツなど、買えば何万円するか分かりません。ただ、24歳までという期限があるとはいえ、そして無一文の浮浪者が対象とはいえ、何もせずに衣食住がすべて無料で与えられるという状態は、これはほんとに良いことなのだろうかと思ったりもします。彼らの多くは里親に育てられており、もともとそうなった事情は親の育児放棄とか虐待とかで、不遇な子供たちです。そして里親との暮らしになじめずに家出して浮浪者になる、というパターンがあるのです。

かわいそうといえばほんとにかわいそうで、何でも与えられて当然という気もします。でも、最低賃金で働いて自活していたら、バンクーバーのような物価の高い都市では、住居はシェアハウス、買い物はリサイクルショップ、という生活を余儀なくされるわけで、家出少年や失業者が受けられるような政府からのいろんな無料のサービスも受けられません。家出少年たちは働かずしてすべて無料で得られるわけですから、こういう待遇に慣れてしまったら、24歳を過ぎても何か仕事を探すような気持ちにはならず、成人向けの同様の施設やサービスに頼って生きるようになったりはしないでしょうか。どうなってるのかなあ、と、ちょっと考えてしまったのでした。
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労働のあとは気持ちよくお腹が空いたので、レバノン料理を食べました。ベジタリアン料理で、いろんな種類のものが盛り合わせてあります。健康的でおいしく、ちゃんと食べたな、という実感があります。日ごろ運動不足なのか、私はどうも健康的に空腹感を感じることがあまりありません。一日くらいほとんど何も食べないこともときどきあるし、先日は3日近く水分だけで生きていました。一人でいると食べることが面倒くさくなるというのもあるのです。でも、これではやっぱりいけません。仙人になる修行をしているのでもありませんから、できるだけ健康的にしっかり食べる努力をしようと思います。
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by ammolitering6 | 2014-04-22 16:52 | Comments(2)

チューリップの裏技

今日はソロモン君のおうちに行きました。着いたら玄関のところでお出迎えしてくれてるように見えたのですが、近づいたら怯えた様子で逃げて行ってしまいました。私の愛をなかなか受け入れてくれないソロモン君。。。悲しい恋の歌を歌おうかな。
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テーブルの上には明るい色のチューリップが飾ってありました。
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よく見ると花瓶の底に1ペニー硬貨が沈んでいます。間違って落っことしたにしては変な場所だし、、、と思っていたら、ソロモン君の身の回りのお世話をするおじいさんが「こうしておくとチューリップが長持ちするのだよ」と教えてくれました。
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さらに、花の根元のところを安全ピンか何かで貫いて穴を開けるといいのだそうです。単なる儀式としか思えない穴あけと硬貨で、いったいどういう仕組みで花が長持ちするのかは分かりませんが、事実として既に何日もこうして美しい形を保っているそうなので、信じて実行する者はこの場合は救われるのでしょう。
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帰り道でインクキャップが群生しているのを見つけました!こんなにたくさん生えているのを見たのは初めてです。
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これは新しいときはこうして白っぽく、表面ががさがさしています。バター焼きにするととてもおいしいキノコなのです。一人で何本でも食べたいくらいです。
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しかし古くなるとこうやって黒くなってどろどろと溶けてきて、かなり不気味です。昔はこれをインク代わりにしたりしていたそうですから、インクキャップという名前がついています。
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by ammolitering6 | 2014-04-21 12:47 | Comments(0)

贋作作家葉子さん

今日Sさんとお話ししていて、ある絵のことが話題になりました。バンクーバー市内のホテルにある抽象画です。私はこの色合いが好きで、これを自分でも描いてみたいと話したことは話したものの、すっかり忘れていたのです。物覚えの良いSさんは私の都合の良い忘却を見逃しはせず、あれを描いたか、と追及なさいました。いえ、どうもすみません。ただいますぐに描きます。。。

というわけで、帰ってすぐに描きました。こちらが本物です。
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そしてこちらが贋作第1号!銘はピカソと入れようか、それともカンディンスキーにするか。。。いやあ、我ながらなかなか上出来です。いつの日か鑑定団で紹介されるかもしれないと想像するとわくわくしますね。
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by ammolitering6 | 2014-04-20 11:18 | Comments(0)

アートと栄養の午後

今日はアーティスト友達のSさんのお宅にお邪魔しました。はるばる歩いて行く途中に見かけたのはこちら、なかなか名前を覚えられないユーフォビアという花です。日本語ではトウダイグサというそうですが、きっとまた来年の春を待たずに忘れてしまうのだろうなと思います。。。
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楓の花。おなじメープルと言っても花も葉っぱもいろいろありますね。
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色の濃い八重桜が満開です。
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山吹は肌色に似合います。なお、山吹を英語で言うとケリアで、これは割とシンプルな名前なのですが私に覚えられるでしょうか。ケリア、ケリア、と。。。実は今、脳細胞があまりにたるんでいるので鍛えなおそうと思いまして、英語の歌を一曲覚えようと努力しています。Shadows in Parisという歌です。1番とか2番とかなくて短いので、これならいいだろうと思ったのですが、それでもなぜかなかなか覚えられないのですね、これが。何十曲も覚えている歌手や台詞をたくさん覚えている俳優さんなど、彼らの頭の中はどうなっているのか、構造に根本的な違いがあるはずだ、と思います、ほんと。しかし私はがんばります。カラオケで披露することはたぶん絶対にないと思いますが、自己満足的な達成感のためにきっと必ず覚えてみせます。
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久しぶりにブロック塀の登場です。これは大きいですね。もはやブロックとは呼べませんが、まあいいでしょう。
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猫発見!
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ここにも。いいなあ、やっぱり身近に動物のいる暮らしはいいなあ、と思います。
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こうして多少道草を食いつつもがんばって歩いたのは、Sさんがおいしいお昼ご飯を用意してくださっていたからです。何度かご馳走になりましたが、いつも薄味の上品な味付けで、私の口に合うのです。こちらはひじきの煮物とにんじんのおなます。
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そしておでん!とてもおいしいのです。「おでんは作るの簡単だから、いつでも食べに来てね」とSさんはおっしゃいます。そうですか、それでしたら毎日でも参りますが、いかがでしょう、Sさん。運動してきた甲斐があり、私は遠慮もせずにたくさんおいしくいただきました。
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お昼の後で、Sさんがたくさんの写真を見せてくださいました。なんと、Sさんは先日はるばるパリまで美術館めぐりにいらしたのです。ルーブル美術館その他、幾つかの有名な美術館で名作を見て回る10日間の贅沢な旅です。写真で見たらパリの町というのは本当に町全体が美術館みたいです。建物の装飾やたたずまいが、どこを切り取っても一幅の絵画のようです。圧倒されそうなほどの美の洪水だなあと思いながら見ていたら、こんなのがありました。「私、これが好きなのよ」とSさんはおっしゃいますが、Sさん、何もわざわざ飛行機賃を払って遠くパリまで行かなくても、私がタダで描いて差し上げましたのに。何十枚でも、欲しいだけ描きますよ。

抽象画というのはどうもよくわからないもので、ビジュアルな禅問答とでも言いましょうか、深い深い真理を表していると言い張ればそれで通用するかもしれず、しかし寝言と言って切り捨てられるものも多いと思います。かつてSさんにご一緒してアート展めぐりをしたとき、簡素な抽象画を見て私が「これは手抜きだ!」と激しく糾弾したため、Sさんの心の中で私は抽象画の敵としてしっかり刻み込まれてしまいました。いえいえ、Sさん、そんなことはないのですよ。私だって抽象画を面白いと思うことはあるのです。しかしこれはやっぱりどう見ても壁の染み、障子の破れ、鍋の焦げ付きです。ルーブルに認められるアーティストへの道は、私にはまだまだ遠いということでしょう。
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わざわざパリからお土産を買ってきてくださいました。Sさん、ありがとうございます。「ストレス解消のために」と書かれた本の中身は、、、
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ご覧のように曼荼羅の塗り絵です。この本を丸ごと仕上げて心の平安を得た暁には、不可解な抽象画の世界も理解できるようになるかもしれません。
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写真を見ているうちに雨になりました。庭の電線に鳩が止まっています。彼らは寒さを感じないのでしょうか。せっかく羽があるのだから濡れないところに飛んでいけばいいのに、と私は思うのです。でも、これはやはり、濡れようが濡れまいが別にどうでもよろしいということなのでしょう。
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お土産にたくさんのお豆をいただいて帰りました。Sさん、ご主人のCさん、ありがとうございます。私が隣に住んでいないのは彼らにとって非常に幸いなことだと言わねばなりません。実はヨーグルトも、ひじきの煮物ももらって帰ってきたのです。おかげさまで当分は健康的に暮らせそうです。
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おまけ。昨日、Hちゃんがイースターのカードをくれました。Hちゃんは絵や工作が好きで、対象をよく観察して描きます。練習と熱意の甲斐があって、大きくなるにしたがってもっともっと上手になってきました。Hちゃん、いつも素敵な手作りのカードありがとう。アートは日々の暮らしを豊かにしてくれるし、支えにもなってくれます。これから大人になっても何らかの形でアートとの関わりを続けていけたらいいね。
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by ammolitering6 | 2014-04-20 09:41 | Comments(0)

復活祭のお散歩

久しぶりに良く晴れた今日は、ねずみの家にお邪魔しました。どうぞ、と言ってネズミのお母さんが出してくれたのはネズミ茶ということもなく、マンゴーとオレンジとバナナのスムージーでした。豆乳でブレンドしてあって、とてもおいしかったです。なんと器は香蘭社の磁器。独特の気品ある滑らかな硬さと、口に触れたときの張り詰めたような薄さが懐かしいです。
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そして十字模様が付いた菓子パンとウサギの形のお饅頭。これはもしかしたら、、、そう、今はカナダでは復活祭の時期で、英語ではイースターと言いますが、これはキリストの復活を祝う(ことを口実に春の訪れを祝う)お祭りなのです。

十字模様の菓子パンは、これは一年中売ってるのですが、なぜかイースターには付き物の特別なパンなのだそうです。日本であれば端午の節句のちまきや柏餅を一年中売ってるようなものでしょうか。ウサギもイースターのシンボルですが、これまたイースターでも盆でも正月でも関係なく生きており、本人たちには特別な意識はないものと想像されます。なぜウサギがイースターのシンボルかといえば、これはウサギが子沢山で、よく繁殖するので、復活と春の息吹というイメージにぴったりだからだと聞いたことがあります。
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ちょっと比べてみましょう。あまり違いが分かりませんね。
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おお、チャッキー君、活動しています!彼は例えるならバニラのソフトクリーム。
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おとなしくなでられているダンちゃん。彼は例えるならチョコレートのソフトクリーム。
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ネイト君はシャイなのでなかなか出てきてくれなかったので、むりやり引っ張り出しました。そして彼は例えるならバニラとチョコレートのミックスのソフトクリームなのです。
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さて、ネズミの魅力もさることながら、今日はイースターなのでやはりウサギの魅力にしびれるのが本来あるべき姿だと思います。そういうわけで、さっそくウサギを見に行きました。行き先はこちら、ジェリコビーチという海岸です。ここは野生のウサギがたくさんいることで知られているのです。そういえばはるか大昔にそういうことを聞いたような覚えもあるのですが、私はすっかり忘れていました。
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地面は砂地で穴が掘りやすく、ブラックベリーの棘のある茂みがあちこちにあります。草もたくさん生えているし、ウサギにとっては住みやすい条件が整っているのでしょう。
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歩き始めて5分も経ったでしょうか、さっそくかわいいウサギを発見!特に人間を恐れる様子もありませんが、別段フレンドリーでもなく、ちょっと近寄ると距離を取ります。
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トゲトゲの茂みの中でくつろいでいらっしゃるウサギさん。棘が食い込んで痛いということはないのでしょうか。
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黒い子ウサギ。かわいいですねえ~!
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ウサギが掘った穴があちこちにありますが、別に巣穴ではなく、深さ10~15センチくらいしかありません。何のための穴なのだろうかと不思議に思っていたら、ネズミのお母さんが「ここに入って身を隠すのよ」という説を唱えられました。長年のネズミ観察に基づいた理論の正否や如何に?
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ちょっと曇って肌寒くなりましたが、ウサギはもっと寒いでしょう。弱音を吐かずにウサギ探しの旅を続けます。
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途中、本日の道連れの一人であるHちゃんがカメラでいろんな鳥や動物や植物を真剣に狙います。彼女は動物が大好きで、犬の種類の名称なども大人顔負けの詳しさです。
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りんごの花がほころび始めていますね。
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そうなると川面に霞が立っていて欲しいのですが、 池の表に鴨が浮いているというところで妥協せざるを得ません。
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ダーリン、あなたのいないこの町にもまた春が来たのね、と言っておきましょう。花スグリが満開です。
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大陸サイズのツクシをご覧ください。これを摘んで食べようという気にはどうもならないのです。。。
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行き行きて、、、
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愛し合う二人の姿に少々の悪態をつきます。
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すると恋人たちは一緒に飛び立って一緒に池に着水しました。これを嫌味と受け取るか、微笑ましいと受け取るか、あるいはもっと何か違う真理に思いを馳せるか。現象は一つでも真実は多様ですね。
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それにしても鴨は綺麗ですね。アウトドアスクールで自発的に家畜になっていた鴨を思い出します。彼は外国人の女性が好みだったのだと思いますが、鴨は少々種が違っても交配できるのでしょうか。

昨日なんとなく考えていたのですが、その昔、ネアンデルタール人が生きていた頃、ホモサピエンスは彼らの存在をどんなふうに感じていたのでしょうか。ネアンデルタール人は類人猿みたいだったと考える人もいると思いますが、じつはホモサピエンスとかなり近い程度の知能があったようだという研究が進んでいます。どちらも同じく人間という種なのに、科(?)が違うわけですから、それは犬と狼が共存していたような感じだったのでしょうか。それでいて知能の程度がほぼ同じだったら、交配や交流は可能だったでしょうか。

バスに乗っているといろんな人種がいて、バスに乗っていないような人種だっていっぱいいるわけで、つまりホモサピエンスの中でもこれだけ大きく違っていたら、ネアンデルタール人はいったいどこがどう、どの程度に違っていたのでしょうか。両者の距離感はどんなふうだったのでしょうか。答えはないのかもしれませんが、気になってしまいます。
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池の横にはシャボン玉を作っている人がいました。もっともっと大きいのもできていました。聞いてみたら、チリから来た人だそうです。
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海のほうを見ると、入り江の対岸にある隣町の家並みが見えます。山の斜面にへばりついていますね。大きなタンカー、サイクリングをする人々、空には凧。フリスビーをする人々や、芝生の上に集まってくつろぐ若者たちの姿もありました。
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さあ、ウサギを探す旅を続けましょう。はっきりとは見えませんが、実はこの写真の中に10羽くらいいます。
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カメラガール、Hちゃん。ちらっと見たら、かなり上手に撮っているようです。きっとカメラが上等なのよ、そうなのよ、とおばさんは密かに考えます。
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いろんな色のウサギがいます。こちらはシャム猫ならぬシャムウサギ。
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薄茶色。
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手前は薄灰色だと思いますが、奥のは何色と呼べばいいのでしょう。茶色かな。
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ウサギたちは野生ではあっても人の存在には慣れていて、テニスコートの真横にもいました。
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ヨット置き場にもいます。
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楓の大木に花が咲いていて、若葉も顔を出し始めています。
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ゆかさん、Aさん、Hちゃん、素敵なイースターのお散歩にご一緒させていただいて、ほんとにありがとうございました。また会いましょうね。
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by ammolitering6 | 2014-04-19 13:40 | Comments(4)