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キノコ・ウォーク 2

キノコウォークはまだまだ続きます。池のほとりを歩いた頃からひんやりとしたそよ風が吹き始め、やがてぽつり、ぽつり、と雨粒も落ちてきました。ちょっと寒いぞ、と思いますが、がんばって先生についていきます。ここではぐれたら生きては帰れないかもしれないのです。

次に先生が見せてくれたのは、宿主を殺してしまう寄生菌、ハニーマッシュルームです。名前は可愛いのに、恐ろしい菌なのです。これはいったいどこがハニーなのか分かりませんが、本体はものすごく大きく広がる巨大な生き物で、もしかしたらこの公園全体に広がっているかもしれないというとんでもないキノコです。
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これは枯れて黒くなっている分ですが、こうやって細く繊維のようになり、暗闇でうっすらと光るのだそうです。
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ふいに何かを見つけて沢のほうに下りていった先生は、、、
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ほら、こうやって木の皮をぶら下げることもできるんだよ、と言って先ほどの菌の繊維でぶら下げてくれました。写真の右下に小さい子供が写ってますね。雨粒が小雨になり、風も出てきてますます寒くなってきたのですが、子供たちは平気でついてくるのです。さすが北国の子供はタフですね。
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またまた池のほとりの木からキノコを採る先生。
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オイスターマッシュルームの枯れたのを見つけたのです。そういえば、キノコは木などに寄生したりしますが、キノコに寄生するキノコというのさえあるそうです。
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最初は12人近くいた参加者もだいぶ減り、このすぐあと、さすがに子供たちには寒すぎると判断したお父さんが子供たちを引き連れて帰っていきました。老犬は既に早い段階で落伍しました。
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先生はまだまだ元気一杯です。きっと森からエネルギーを吸収しているのでしょう。今度は藪だらけの坂道を登って行って、、、
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こんなのを見つけてきました。名前は何だったか聞きそびれましたが、参加者の一人が触ったら胞子が煙のように噴出しました。しーんと静かなところだったら、そうやって胞子が出るときの音を聞くこともできるそうです。そういえば、オーロラもとってもかすかな音を立てると聞いたことがあります。あまりにも雑音が多すぎて、日頃の暮らしで自分がいかに自然の音を聞き取れていないかということを思います。耳を澄ますことを忘れているのです。

なお、胞子を吸い込みすぎると肺には良くありません。キノコ農場などで働く人たちの間には「キノコ労働者の肺病」と通称される症状もあるそうです。
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ウィロビー先生はキノコ以外の自然のものにも詳しいので、「これはイタドリという植物で、日本から来てはびこっているのだ」と、そこらじゅうに生えている草を指して説明しました。そうだったのですか、まことに申し訳ございません。これは食用になりますが、ほっておくと巨大化する上にものすご~くはびこるので、カナダだけでなく世界各地で頭痛の種になっているそうです。
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イタドリをぼきっと折って、皮をむいて食べます。ちょっと酸っぱいけどおいしいです。
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これは茶色い胞子をやたらとたくさん出す種類のキノコ。下に生えているツタの葉っぱが茶色になっています。
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これは倒れた木の幹に生えてスポンジ状にしてしまうキノコ。
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こうやってぎゅーっと絞ることができるのです。水分と養分を長くたくわえておくことができるので、森の維持に大切な役目を果たすそうです。
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ますます寒くなってきました。最後まで先生に付き従うのは私を含めてたった4人の弟子だけになりました。
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春の使者、イラクサを見つけました。英語ではネトルと言いますが、正しくは「スティンギング・ネトル」、つまり「トゲの刺さるネトル」です。その名の通り、うっかり触るとえらく痛い目に遭います。ただ、食べるとおいしい春の野草なのでぜひとも収穫してスープにしたいのですが、軍手をはめたくらいでは太刀打ちできないくらい痛いので、皮手袋が必要です。(茹でたらトゲは痛くなくなります。)
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これは倒木の皮のはがれたところと、まだ残っている皮のところの隙間に、何かの芽が並んで生えているところ。
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このうっすらとしか見えない茂みは、名前は聞きそびれましたが何かの外来植物で、でも土中の窒素をどうにかこうにかして整えるので、外来植物でも有益なのだそうです。
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これはスプルース(トウヒ)の新芽。食べられますが、やや酸っぱいような、薄めた松脂のような後味が残り、ものすごくおいしいものではありません。でも、この松っぽい風味が嬉しい人もいるだろうなと思います。何かの香りづけにはいいでしょうね。
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キノコツアーも終わりに近づいたころ、ようやくいかにもキノコらしいキノコを見つけました。いかにも食べられそうな匂いがしますが、先生もこれはなんだかはっきり分からないらしいので、持ってかえってバター炒めにして食べるのはやめておきます。
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先生は数々の収穫を手に、まだまだ元気に「すごいぞ、こんなに大きいサルの腰掛がある!」と言って見せてくださいますが、この頃にはもはや傘が必要なほどの雨になっていたので、とうとう弟子たちから「師匠、もう引き上げましょう、凍えます」という声が上がりました。
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延々1時間半に渡ったキノコウォークは、寒かったけどとても充実していました。わざわざ過去からやってきてくださったウィロビー先生、ありがとうございます。イベント会場に戻ると、濡れて凍えた人々がまだ植林を続けていました。巨大な環境の中で大規模な破壊を続ける人間活動の中で、この努力がどんな意味を持つのかは分かりません。でも、せめて今日植えられた地元の自生植物が元気に育つといいなと思います。
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by ammolitering6 | 2017-04-24 09:14 | Comments(0)

キノコ・ウォーク 1

正午からはキノコクラブによるキノコウォークが行われたので、いそいそと参加してきました。集まったのは子供(と犬)を含めて12人くらいです。先生はあの有名な冷凍ミイラ「アイスマン」の生まれ変わりである(ような気がする)キノコ研究家、ウィロビー先生です。
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この木には野生のエノキダケが生えるのだ、と説明するウィロビー先生。
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なお、こちらがアイスマン。ほらね、そっくりなのです。ウィロビー先生はアイスマンのことにやたらと詳しくて熱心に説明なさるのですが、前世の記憶がはっきり残っているのだから当然です。
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そしてこちらが野生のエノキダケ。写真はこちらから拝借してきたものです。実物の写真を撮りたいのですが、今の時期はいかにもキノコらしいキノコはほとんどなく、キノコウォークも「菌類ウォーク」と言ったほうがいいようなものでした。それにしても、野生のエノキはあのひょろひょろ白いのとは全然違いますね。
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先生のあとについてぞろぞろと森の小道を歩きます。
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こちらのきれいな緑の草は、おひたしにして食べたら確実にあの世へ行ける、その名も「デッドリー・ヘムロック」という草です。この世に見切りをつけたくなったら、食べ納めにデッドリー・ヘムロックのコース料理を満喫するのがよろしいでしょう。これ、犬、食べてはいけません。そろそろ寿命だという老犬ではありますが、早まってはいけませんよ。

キノコというと毒キノコ、というイメージがあって怖がる人も多いですが、こうした毒草などのほうが毒のあるキノコよりもよっぽど多いのだそうです。身近な園芸植物や観葉植物にもたくさんあります。
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森のキノコについて語るとは、すなわち生態系そのものについて語ることです。ウィロビー先生は木に寄生する菌についてお話しになり、感染してストレスを受けた木はこうして脇から小枝を出すのだ、とおっしゃいました。
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これは食べても大丈夫で、むしろかなりおいしい野草です。
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ウェスタン・ビタークレスというミツバの仲間で、ややぴりっとするようなかすかな辛味があって、これはたくさん収穫してもしゃもしゃと食べたい、と思います。
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倒木の一部が黒くなっているところもキノコというか菌の一種なのだそうです。キノコというのは、傘があって柄があって、というあの形はキノコ本体の一時的で部分的な姿に過ぎず、キノコそのものは巨大で形を捉えにくい生命体なのです。
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倒木を利用して作ったベンチ。
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この池の中から枯れ木があちこち突き出していますが、そのどこかにキノコが生えているのだそうです。先生の指差す先を見ても、どれなのか分かりません。
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ハーメルンの笛吹き男が子供たちをさらっていってる!というふうにしか見えない情景ですね。タフで熱心な子供たちなのです。
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お次は「粉吹き猿の腰掛」ですが、これは「アーティストの鼻」と呼ばれていて、下の白いところを引っかいて絵を描くことができます。「鼻」というのは、木から突き出ているところがそう見えるのでしょうか?
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先生の作品はアースデーということで地球の絵です。
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お次はただの腐れかけの木の皮にしか見えませんが、、、
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腐敗というプロセスを通して倒れた木を分解して土壌に戻すのも菌の大切な役目なのです。あれこれの原因で新しい開けた地面ができると、そこにはまず成長の早い、つまり倒れるのも早い広葉樹が育ちます。そして倒木になったらそれをキノコが分解して土を作り、それから針葉樹がやってきます。森にはそういう順序があることを聞くと、森というもの自体が一つの生き物という気もします。
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これは「七面鳥の尻尾」と呼ばれるキノコ。レイシの仲間で、免疫機能を高める役割があるので癌治療に関して日本での研究が進んでいるそうです。日本には七面鳥はいないのに、、、と思いますが、それはこの際あんまり関係ないようです。日本名は「カワラタケ」というそうで、ちらっと見てみたら確かに癌治療関係のサイトがたくさんありました。
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七面鳥と言えば思いだす、アウトドアスクールの御主人、、、七面鳥は馬鹿だ、という定評がありますが、彼の済んだ目は冷ややかで美しく、その目で見つめられたら私の心は溶けてしまう、というわけではなく、見つめられたが最後、攻撃対象と見なされて襲われてしまいます。七面鳥はけっこう怖いのです。
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その恐ろしい尻尾をちぎって、宝石鑑定士が使う小さな虫眼鏡で細部を観察します。あとでちらっと齧ってみたら、シイタケのような強烈なカビの味はせず、まろやかなキノコらしい味がしました。触った感じはややしっとりしていて、見た目ほど固くありません。

このターキーテールは色や模様がきれいなので、紙すきの器具を使ってマッシュルームペーパーにしたり、そのままアクセサリーに加工したりする人もいるそうです。
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この枝にも何か生えてるらしくて、先生は池に入って取ってきました。やっぱり原始人というか野生に近いというか、間違って21世紀に生きている感じの人です。
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by ammolitering6 | 2017-04-24 09:12 | Comments(0)

することと言ってもほとんどないので、会場入り口の垂幕を揚げる作業をしました。毎年使いまわすので日付が違っていて、仕方なく白いテープで覆います。
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入り口近くにはやっぱり各種のリサイクル箱。こういうところだけ見るとカナダはとっても自然を大切にしている素敵な国なのね~、という感じがしますが、実際はどうだかねえ、という側面も多々あり、「カナダの自然について」一口で語ることはできません。
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ところが、それをやってくれ、今すぐに、と要求する人たちが現れたのです。この日はある留学エージェンシーから日本人の語学留学生たち40人弱(16~30歳くらい)が「カナダの自然を知るために」植林をしに来ていて、彼らに「カナダの自然について」、カナダがいかに自然を大切にしているか、ということを話してくれ、と頼まれたのです。そういう巨大なテーマをいきなり話せと言われてもねえ。。。

留学生たちの引率の人が主催者側のJさんに「誰かに話をしてほしい」と言って、それで「じゃあ日本人だから葉子さんに頼めばいい」ということで安直に依頼されたといういきさつなのです。私は門外漢なので、この日は環境の専門家が居並んでるわけだし、通訳するだけならいい、と言って断ったのですが、結局この日の植林の意味や彼らの植える植物についてちらっと説明しました。

この留学エージェントさんたちも学生さんたちも、そもそもこの植林の意味も内容もほとんど全く知らないらしいことが分かったので、それで十分だったようです。それに、話をしたあとで「何か質問があったら何でも聞いてくださいね」と言ったのですが、誰も何も関心がないのか、声を掛けてきた子は一人もいませんでした。こちらから何人かに声を掛けてみたら、まともに会話ができた子は一人だけでした。
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彼らは自分たちが植える植物についても全く関心がなさそうでした。これはシンブルベリー。
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これはハナスグリ。
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これはハックルベリー。他にも何種類かありましたが、どれもこの地域に自生する潅木ばかりです。でも、そもそも彼らのうちの誰も潅木という言葉を知らないだろうな、と思うのです。
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彼らが植林しているすぐ横に民族舞踊の人たちがやってきました。ヨーロッパの古い文化を今に伝えるメイポールダンサーの乙女たちです。
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この日はポールがないので杖のようなのを持って素朴な踊りをするだけですが、かつての乙女たちがアコーディオンなどの調べに乗ってひらひらと舞い踊る様子は、え~と、とっても健康的でよろしいですね。
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テレビ局の人も来ていて乙女たちの舞を撮影していましたが、どうも分からないのは、せっかく外国でこういう体験をしている日本人の若者たちが、誰一人としてこの踊りや音楽を見に来なかったことです。そりゃあ乙女たちは多少古びていましたが、こういう民族舞踊はこれぞ外国という感じの珍しいものではないでしょうか。せっかく日本語であれこれ聞ける機会なのに何も知ろうとしない、滅多に見られない民族舞踊にも目もくれない、というのであれば、いったい彼らは何に関心を持って異国体験をしているのだろうと不思議に思うのです。
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それにしても犬が多いです。
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かつてはバンクーバー地域には蝶もたくさんいましたが、70年代くらいを境に激減したそうです。
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身近な生態系、という展示。アゲハチョウなど、今では全く身近ではありません。
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地元の囲碁クラブの人たちもテーブルというか椅子というか、そんなのを出して一試合やってました。
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若者の若者による若者のための環境展示。自分の資格に疑問を感じたため、内容はよく見てません。
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キノコクラブの展示。
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犬の行動に関する展示。
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ドッグフード屋さんがやってる展示みたいです。
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前日は晴れていたのに、この日は曇っていたのでお客さんは少なめです。
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さっきのオーガニック・カフェのテントでは、コーヒーと軽食を無料で出していました。コーヒーに入れるミルクは豆乳とアーモンドミルクだけです。
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食べ物はこれだけ。正直なところ、イベントのポスターにも「無料の軽食あります!」と宣伝してあったので、もうちょっとたくさんあるかと思っていました。もちろん全部ビーガン料理です。このお店のお手伝いをしていたオーガニック農家の方にいろいろお話を伺ったことだし、ちらっと味見だけさせていただきましたが、やっぱり私にはどこか合わないものがあります。
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カップ類はすべてこういうのばかりで、使い捨てのものは何一つありません。
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こちらは子供のためのクラフトコーナー。
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さきほどの子供の遊びコーナーでは、器用な人たちが芸を習っていました。私はこういうのが何一つ上手にできた試しがありません。
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12時からはキノコ・ウォークが始まるので、ときどきコ・デザインのワークショップでも一緒にボランティアをするEさんを誘いに行ったところ、乙女たちに引きずりこまれて踊っていました。
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植林エリアでは子供たちも参加して植えています。
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仕方なく一人でキノコのテントのところに戻ると、今度の選挙の候補者がいました。新民主党(New Democratic Party)という社会民主主義政党の人です。これはどっちかというと左寄りで、こういうイベントだと来ている人はNDP支持者が多いと踏んだのでしょう。他の政党の候補者は見かけませんでした。中国語訛りのある流暢な英語で話すおじさんで、手頃な値段の住宅を増やす、ということなどを述べておられました。
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by ammolitering6 | 2017-04-24 08:38 | Comments(0)

テントができたら後は暇なので、うろうろと見て回りました。切り株の上に何かあるのは、、、
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蜂のためのマンションです。家賃はタダだし契約書も要らないし、うらやましい限りです。なお、こうやって細長い巣に卵を産むタイプの蜂は刺さないので安心だそうです。
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花壇も作られていました。植えてあるのは特に自生のものというわけではなく、普通の園芸種の花が多いようでした。
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広場の入り口の看板めいたものは、、、
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「屋外学習教室へようこそ」と書いてありました。
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柵が自然な感じでいいですね。防腐処理をしていないので、朽ちるに任せて朽ちたら新しく作るのだそうです。
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近所に住む人が犬を連れて散歩に来て、「なんで予告もなしにイベントを開いてトラックを乗り入れるのか!?犬が怖がって散歩にならない!」と苦情を言いました。この公園はいつもは車両乗り入れ禁止ですが、この日はイベントだったので、トラックを含め、作業用の車が何台もやってきていたのです。市が主催するイベントなのでもちろん許可はあったものの、ご近所の皆さんへの通達に不備があったようです。
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シダも新芽を出しています。ワラビとかゼンマイとかとは違う種類なのでしょうか?
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サーモンベリーの花。どうもうまく撮れません。
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森の中の池。自然豊かで美しいところですね、一見すると。二見三見してもやっぱり自然豊かで美しいのですが、実はここは1966年まではゴミの埋立地だったのです。その上に作ってある公園なので、今でも深く掘れば昔のゴミがザクザクと出土するそうです。
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暇を持て余したボランティア数名で、ごく小さな仕事をしに行きました。今回のイベントで無料のコーヒーと軽食を提供してくれる近所のカフェに行って、使い捨てでないカップを棚から下ろす、というものです。
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南アフリカから来た女性がやっているこのお店は今時珍しいほど徹底したヒッピー風のお店で、よく見えませんがガラス戸には環境に関するいろんなメッセージや統計の数字などが書いてあります。
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地元産で、オーガニックで、小規模生産で、手作りで、、、という方針で小物も集めてあります。スーパーなどで売れなくなった食材を仕入れて料理して安く売り、5時過ぎたら残りはすべてチャリティーに寄付するし、月に1回は地域の人のために無料の食事会も開きます。前はベジタリアン・カフェでしたが、今はもっと進んでビーガン・カフェになったそうです。

また、編み物教室その他の地域活動の場も提供しているそうです。
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子供も大歓迎。分かりやすい方針のお店だなと思います。環境保護のために、というのを謳うお店は多いですが、ここまで徹底しているところは少ないです。でも、私は個人的にどうも今ひとつこういう雰囲気が肌に合いそうで合わず、尊敬することはするんだけれど、と思ってしまいます。かといって、じゃあどんなのが合うのかと考えると、それをありありと思い描くのはちょっと難しいです。
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会場に戻りましょう。各テントではセットアップが進んでいます。これは鮭をテーマにした展示。バンクーバー地域の小学校では柵に鮭の形をした色とりどりの板がくくりつけられていることが多いですが、これはこの組織が主催する鮭の保護のための授業を受けた子供たちが作ったものなのです。
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一口に鮭と言ってもいろんな種類があるようです。カナダの国旗模様のとか、レインボーカラーのとか、水玉模様のとか。。。というわけではありませんが、ほんとに種類は多いのです。
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卵から稚魚までのホルマリン漬け。
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こちらは鳥に関する展示。
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バンクーバー図書館のテント。
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健康な暮らしを促進する、という漠然としたテーマを掲げたこちらでは、竹馬などの子供のための遊びを指導します。
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環境保護をテーマにした絵本のテント。
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こちらの小冊子なのです。
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さっき一緒にテントを組み立てていたおじいさんたちの一人が手作りしたものだそうです。イラストも全部おじいさんの作品です。
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瞑想を教えるテント。
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こちらは両親がフランス語を母国語とする子供のための完全フランス語小学校の展示。これとは別に、カナダには家庭がフランス語環境でない子供のためにフランス語環境を与える学校もあります。
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地元の川に関する展示。これはフレイザーリバーという大きな川ですが、これに流れ込む小さな川が無数にあります。ところが、バンクーバー都市圏ではこうした小河川のほとんどがフタをされて地下河川になって、その上に道路とか建物とかできてるので、ほとんど全く小川が見当たりません。特にバンクーバー市内では皆無に近い状態ですが、バンクーバーほど人口が密集していない隣のバーナビー市では小川を自然な状態に戻す「デイ・ライティング」という活動がずいぶん進んでいて、鮭が戻ってきている小川もあります。
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グリーニングという活動をしている人たちの展示もあります。クリーニングなら知ってるけど、「グ」リーニングって?と思って聞いてみたら、これは昔々の農民が行っていたことで、農地で地主のための収穫を済ませたあとの落穂拾いのことを指すそうです。そうして拾い集めたいろんな残り物を使って、、、
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こういうものや、、、
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こういうものを作るのです。そろそろ人も入ってきましたね。
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by ammolitering6 | 2017-04-24 07:33 | Comments(0)

昨日はアースデー、つまり「地球の日」という環境保全の日だったので、ある方に誘われてボランティアに行ってきました。そのある方というのは私のキノコ友達であり、コ・デザインのボランティア友達であり、地元の大学で環境学の研究をなさっているJさんです。Jさん、お誘いありがとうございます。

具体的に何をしたらいいのかさっぱり分からないまま、とりあえず会場に向かいます。このときのお天気は曇りで、やや肌寒いかな、そうでもないかな、という感じでした。ここの駅で降りてバスに乗ったのですが、ダウンタウンの中心地からわずか15分ほどの駅で、、、
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駅前がこんなに閑散としています。バンクーバーの都市圏の人口は現在230万人程度だと思いますが、それでこんな状態ということは、いかにこの国が車社会であるかということを象徴しているような気がします。それも、市内を走る鉄道は一社しかなく、路線は2本とか3本とか、そんな状態でこれなのです。フェンスで囲ってあるところを見ると、たぶんここにもビルが建って一階が商店街になるのでしょうけれど。
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こういう感じの住宅がずーっと続いて、バスを降りてからはさらに10分ほど歩きます。
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これは途中で見たレンギョウの花。
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着きました~!森を残して公園にしてあるところがあり、その中の広場が会場です。
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公園の入り口の駐車場のところから中へ入ります。前を行くおじいさんもボランティアの一人です。
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公園入り口にある案内板。ごちゃごちゃしてますね。地面の上に幾つか置いてあるのは犬の水飲み用のボウルです。脇に白いのがぶら下がっているのは犬の糞を入れるための袋。その他にも犬の散歩サービスとかペットフードの宣伝とかがあり、とにかくここは犬の天国なのだなということが分かります。
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ポスターもあるので見てみると、地元の大学が有用な菌を使った樹木育成プロジェクトを行っているそうです。
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外来植物を排除して地元の植物を植えて、その外来植物がどれくらい激しく反撃するか、という研究もあります。
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こちらの看板はわりとあちこちで見かけますが、このあたりにはコヨーテが住んでますよ、共存しましょう、というもの。
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木を見上げると鳥の巣箱のようなのがありましたが、入り口が見当たりません。この箱はいったい何なのでしょう?
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森の潅木にも花が咲き始めました。なお、「潅木」は「かんぼく」と読み、3メートル以下の低い木を指します。英語では「ブッシュ」と呼ばれます。これはエルダーという木で、日本語ではニワトコという名前です。
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その花がこちら、エルダーフラワーです。香りもいいし薬効もあるということで日本でも栽培を試みる人もあるようですが、花以外の部分は全体が有毒なのでご注意ください。
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本会場に行く途中の風景。下草が全部取り除かれていますね。先ほどの外来植物の研究のための一環だと思うのですが、、、
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それを取り除いていない状態がこちら。ヒマラヤ・ブラックベリーという植物で、ものすごい繁殖力があるのです。取り除く作業は地元のボランティアの手も借りて行われましたが、いや~、私のはそんなボランティアでなくて本当に良かった、と心の底から思います。トゲが剣山並みにものすごいのです。
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下草を取り除いたエリアの一部では、今日のイベントの一環として植林が行われました。どれも地元に自生する潅木ばかりです。
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こちらは同じエリアに2015年に植えられた針葉樹。
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ふむふむ、こんな感じなのね、と思って、その先にある会場に向かいます。椅子やテーブルは既に持ち込まれていました。
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Jさんが作業用の皮手袋を貸してくれましたが、えらく使い込まれていますね。
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主な仕事はこちら、テントの設営です。借りてきたテントなので誰も仕組みがよく分かってなくて、チンパンジーの集団が知能テストを受けている気分でしたが、、、
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人類の英知を結集して何とか解明し、、、
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めでたくテントが出来上がったのでした。
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作業監督はこちらのほっそりした方です。
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結局全部で10個(?)くらい建てて、あとはそれぞれのテントで展示をする人たちがセットアップ作業にかかりました。
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by ammolitering6 | 2017-04-24 05:29 | Comments(0)

私のごはん

私の今日の晩御飯はこれでした。蒸したアスパラガス、パックのままの納豆、そしてちょっとだけ残っていたチーズです。そう、もうすぐ旅行なので、冷蔵庫の中の物を消費してしまおうとしているのです。でも、私はもともとこういう食事とも言えない食事が好きで、一人でいるとこういう感じで食べることが多いです。

味付けはせず、アスパラは蒸しただけ。納豆はパックを開けただけで調味料は無し、混ぜもしません。こうするとチーズの塩気が引き立つのです。アスパラはうっかり蒸しすぎてしまったので、水っぽくなったのが残念でした。納豆はお城納豆です。
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豆腐の残りもあったので、湯豆腐にして食べました。塩もしょうゆも何もかけず、そのままです。某氏はこれを見て「バルサミコ酢でもかけたらどうか」と提案してくれましたが、この何もないところが豆の味でおいしいのですよ、某氏よ。いろいろと凝った食事をすることもありますが、私は基本的には食材の味をそのまま楽しめるシンプルな食事が好きです。
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by ammolitering6 | 2017-04-23 14:13 | Comments(0)

さて、昨日はようやく顔を見せてくれたお日様の光を浴びながら出掛けましたが、行き先はいつものイギリス人の老夫婦のおうちでした。私がもうすぐロンドンに行くからということで、ロンドンの話をしよう、とお茶に誘ってくださったのです。

とは言え、お二人がロンドンにお出でになったのは1970年代の話です。当時の最新情報を聞いてもあまり役に立つことはないような気もしますが、案外しっかり役立つかもしれないと思わせてくれるのがイギリスという国です。観光名所など幾つか教えていただいたので、地図を頼りに行ってこようと思います。

お二人のおうちの居間には、この絵が飾られているというか、放置されています。額縁に入れようかと思って、という状態のまま時間が経っているのです。これは今年で90歳の建築家である御主人、スタンレー・キング先生の若かりし頃の習作で、イタリアの大聖堂の設計図面を模写したものです。
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細かいですねえ。。。
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もっと拡大してみましょう。私のカメラの腕前が上等だったら、顕微鏡で見たほうがいいような緻密極まる細部を見られるはずなのですが、どうもすみません。
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昔の建築家志望の若者たちはこうやって模写することで建築デザインを学んだのだそうです。もちろん、一から十まで手描きです。
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ちゃんと名前も入ってますが、この「S」という文字の丸いところなど、極小サイズのコンパスを使って描かれているそうなのです。とんでもないことをするものだ、と思いますが、もっともっととんでもないのは、これがキング先生のわずか16歳のときの作品だということです。16歳って、、、

当時のイギリスでは高校は16歳までだったので、彼は卒業して地元の建築家の見習いになって修行していて、これはその頃の作品なのです。その後大学を卒業してめでたく資格を得ましたが、結婚して家庭を持ったころには戦争のごたごたで社会経済が沈滞し、駆け出しの若者がのびのびと活躍して生計を立てられるような状況とは程遠かったそうです。一方でその頃のカナダでは戦後の開発ラッシュが起きていて、才能のある移民を「どうぞどうぞ、おいでください」と言って呼び込んでいたので、若いキングさんは奥さんと幼子を引き連れて新天地にやってきたのです。

その後も、政府の思惑とは裏腹に閉鎖的な建築家社会では海外からの有資格者を大歓迎する雰囲気はなく、キングさんはカナダでの資格を取り直したりして苦労なさいましたが、モントリオールオリンピックの前後には高層ビルを建てたり、オリンピックの建物を作るチームに若手の助っ人として参加したりして、普通の建築家として活動しておられました。

でも、古いものをどんどん壊して新しいものを建てるというのが戦後の潮流だったとはいえ、その只中にあって開発反対運動にも度々直面し、やがて身近な子供たちから「空き地の遊び場がブルドーザーで壊されてる!」という涙の抗議を受けたりもして、全面的な方向転換をなさいました。キング先生は大学に戻って教育者の資格を得て、子供も含めた地域市民の声を都市計画に反映させるための活動を始められたのです。

お金になるような活動ではありませんが、「コ・デザイン」と名づけたこの活動をライフワークとして続けてこられたキング先生の業績は、地味ながら高く評価されていて、英語圏の各地で都市計画のみならず教育その他の分野でも応用されています。日本ではほとんど全く知られていないのは本当に残念なことで、一応私が先生の著作を全部翻訳したのがあるのですが、なにぶん素人なもので用語とかかなり大間違いしてるわよねえ、きっと、、、と思うのです。

みなさま、どなたか興味のありそうな人や知識のある人をご存知でしたら、ぜひ訳文をご紹介ください。キング先生の業績についても、探せばいろいろ書いています。有名どころとしては、グランビルアイランドやロブソン広場、フォールスクリークなどのコンセプト作りなどがありますが、そのほかにも山ほどあります。(私はこの先生の中途半端な助手として、かれこれ15年ほどワークショップの会場のセットアップや後片付けなどで大活躍しております。)
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キング先生の最近の作品。緻密、、、ではないようです。でも、バンクーバーの春を大胆かつ単純に表現しておられ、抽象画ではありませんが具象を極めたところからいい具合に枯れて、こうして抽象画に近づいていく感じが素晴らしいと思います。いまどきの若者は、という言い方には語弊がありますが、近代のアート教育がこの過程を経ずに最初から枯れた「個性」を前面に出しているように見えるのが私はひどく気になります。肥大して緑色のまま溶けて腐っていくバナナのよう、という感じがするのです。
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尻の下からキング先生が奥様に捧げたイースターカード。「春の隊列」という題だそうです。
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奥様のマーガレットさんと。奥様の被っていらっしゃる赤い帽子は、実は私が被っていたものです。でも奥様がご覧になって鏡の前で被ってみて、「素敵ねえ、ここに置いていく気はない?そうだ、私の帽子と取替えっこしましょう、そうしましょう!決めた!」とおっしゃって、その通りになりました。確かにこの帽子は私よりも奥様によく似合うのです。お茶目な奥様もそろそろ90歳におなりです。
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奥様が有無を言わせず取替えっこした帽子。かわいいピンクなのです。
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上から撮ってみましょう。そのほうが写りがいいわよ、ということを聞いたのですが、どうも顔も上を向いてしまって、あまり意味がありません。
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顔はちゃんと前を向けてみましょう。鼻が低いのでめがねがずり下がっているのが強調されるだけのような気がします。。。
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お澄まし、、、とも違いますね。へらへらした顔をしゃきっとさせようと努力したところです。
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by ammolitering6 | 2017-04-22 12:52 | Comments(0)

遅ればせの都会の春

春なのか何なのか分からないような不安定なお天気が続いていましたが、昨日の午後はとうとう明るく晴れました。午前中はにわか雨など降っていたのです。
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青い空、白い雲、そしてポプラの新芽。カナダへようこそ、と言わんばかりの一幕です。
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足元を見ても華やかに春めいています。
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タンポポはカナダでは雑草の代表として嫌われていますが、きれいな花だと思うのです。
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桜は早いのはもう散っていますが、遅いのはまだこれからです。
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まぶしく光るようなチューリップ。
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色がついてても可愛いですね。ここは日陰なのでムスカリがまだ咲いていませんが、もっと日当たりの良いところでは咲いているのも何度か見ました。
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水仙、、、母方の祖父がこれを大好きだったのか、大嫌いだったのか。。。どちらかであることは確かなのですが、想像するに嫌いだったのだと思います。彼は自分の妻の名前が気に入らなくて変えてしまったような人でした。
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わすれな草。私は花はだいたい何でも好きですが、こういう小花は特に好きなのです。
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椿も咲いています。
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ペニーウィンクルという花もあちこちで見かけます。
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花スグリも咲いています。実もならないことはないのですが、あまりおいしくはありません。
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オレゴングレープホーリーが咲いています。これは種と皮を取ってジェリーにするとものすごくおいしいです。(妊娠中の方には有害です。)
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これは何かな?花の名前がぱっと分かったらいいだろうなと思うのです。
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ビルばっかりのダウンタウンにも春が来ました。そびえたつビルの前に数軒だけ古いおうちが残されています。
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そこの狭い庭に木蓮が咲いています。
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まだ全開じゃないのにどことなく既に古びて見えるのはなぜでしょう?
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山吹の花も咲いています。この黄色はほんとに綺麗だなと思います。
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by ammolitering6 | 2017-04-22 10:45 | Comments(0)

フレイザー通りの味わい

今日はYさんとお茶をしに行きました。ほんとはどこか散歩に行こうとしばらく前から話していたのですが、なかなかお天気が良くならないので、せめて行ったことのないカフェに行こうということにしたのです。こちらのフレイザー通りというところに日本人の経営する新しいケーキ屋さんができたと聞いたので、場所を調べて行ってみました。
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こちらのお店です。
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こんな感じですが、、、コメントは差し控えます。なお、私はカレーと抹茶ケーキ、Yさんはアンコの入ったマフィンに似た感じのパンを買いました。
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お店を出て歩いていると、ツクシが生えていました。何それ!?とびっくりしているYさんは純粋培養の都会育ちです。駄目よ、そんなもの触っちゃ!と心配してくれますが、Yさん、お気持ちだけ頂戴しますね。田舎の子供はこれをザルに大盛りに摘んで育ってきたのです。
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フレイザー通りというところにはインドや東南アジアその他のお店が軒を並べているので、ここはどこだろう?という感じです。こういうところでは食料品店を見て回るのがとても楽しいので、もちろん覗いてみて、こんなのを買ってしまいました。チョコレート、と書いてあると思ったら、実はチョコ「デ」-ト、つまり、干したナツメ椰子の実をチョコレートかけにして、中にはアーモンドを詰めたお菓子なのです。そしてこれが、なんとドバイ産です。

ドバイって石油と高層ビルしかないと思ったら、ナツメ椰子もあるのですね、、、と申しましょうか、ナツメ椰子はドバイを含めた中東一帯で栽培されていて、ドバイにも豊富な資金を贅沢につぎ込んだ最先端のプランテーションがあります。最先端のプランテーションと言われてもピンと来ませんが、砂漠で水を十分に確保するとか、そういうのでしょうか。いろんな種類のナツメ椰子があり、単なる農園ではなく優雅な滞在ができるようになっているのだそうです。
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ダーク、ミルク、ホワイトが入っています。
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切ってみると、うん、そのまんまですね。かなりおいしい組み合わせで、これは大当たりです。
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タマリンドのお菓子は塩味に仕立ててありますが、タマリンドらしさが消えてしまうほどに塩と砂糖を加えてあるので、ちょっと残念でした。調味料として使うしかないなと思います。
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イラン産の緑色の干しブドウは、しみじみとした安定のおいしさです。
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Yさんと「確かここらへんにあったはず」とおいしいベーカリーを探したのですが迷ってしまい、結局別れたあとでやっと見つけました。こちら、とってもお洒落なフレンチベーカリーなのです。場所は3958 Fraser Street、少数ながら間違いなくおいしい食材も買えるので、わざわざでも行く価値があるベーカリーなのです。サイトはこちら。お勧めです。
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by ammolitering6 | 2017-04-20 10:49 | Comments(0)

今朝はどことなく楽しい夢を見ていました。カナダの北部にユーコンというところがありますが、私は夢の中でユーコンならぬユヒコンというところで飛行機に乗っていました。乗っていたというか、飛行機には007に出てくるような縄梯子がついていて、私はそこにぶら下がっていたのです。

飛行機はたぶん10人乗りくらいで、むやみやたらとリッチな青年実業家という感じの人がパイロットです。この飛行機はユヒコンの綺麗なのんびりした町の上空を飛ぶ遊覧飛行機で、なぜ私がその飛行機の縄梯子からぶら下がることになったのかは分かりません。私は一人ではなく、女性の恋人と一緒に抱き合うようにしながら縄梯子にしがみついていますが、そうしながら写真を撮ろうとしていて、これはなかなか難しい、と思っていました。

雪の残る下界は楽しげな感じで、ユヒコンは北極圏だけど、これならここで暮らせそう、などと考えています。川や池もあり、水辺には明るい茶色で大型の鹿がたくさんいます。遊覧飛行を終えて、飛行機は陸橋の下をくぐって着地する、というあたりで夢から覚めたのですが、これはいったい何を伝えたい夢なのでしょうね。

女性の恋人がいる夢は初めてではなく、ずーっと前にはあまりにリアルでぎょっとするような感じの夢を見ました。そのときの私ははっきりと男性で、恋人と最後の別れをしていました。今度のは別にそんな深刻な感じはなく、楽しくぶら下がっているだけでした。落っこちるかも、という感じがあったのは、崖っぷちの夢のバリエーションなのでしょうね。

by ammolitering6 | 2017-04-19 11:32 | Comments(0)