よく分からない展示会
2018年 02月 06日
う~ん、私も好きじゃないというか、何と言っていいか分からない絵ですね。2人の不動明王(?)みたいなのはエイリアンの映画に出てきそうだし。丸いお盆みたいなのは色はきれいだしデザイン的で壁に飾るには良いでしょうね。作品の傾向がそれぞれ随分と違うのは学生さんが参加したからでしょうか。
大掛かりなプロジェクトで、エネルギーは相当なものです。昔の仏像作りもきっとこうやって師匠が弟子を手足のように使って作ったのだろうな、というのが伝わってきました。
プロの技ですばらしいことはよく分かるのですが、私にはどれも全く美しいと感じられなかったので残念です。でもアートのスタイルというのはさまざまなので、こういうのが美しいと思える若者がたくさんいて、こうして何かしらの技術を学んでいくのは良いことだと思います。
作品の傾向がずいぶん違うのは、一つにはこの方がコマーシャルアートをなさるからではないかと思います。学生さんの参加があっても、彼らの好みに合わせたというのはないんじゃないかと思うのですが、どうでしょうね。
仏さんが何百体も書かれている指示書がみっちりのあの絵も、とっても全部は見切れません。
仏像は足に踏んづけられてるのが何というのか知りませんが、面白かったです。お寺の門のところによく見るアレですよね。(何にも知りません)
それから絵の中には鳥などの動物が色々描かれてありましたが、残念ながらネズミさんはいなかったような。
そうだ、一応あの変な花も私が帯屋で紋図をトレースしていた時の菊の花の描き方を思い出させてくれ、やっぱり基本が日本画の人だなぁと思ったり。お盆の菊の葉っぱとか波とか、葉子ちゃん好きそうだなぁと思ったけどもダメでしたか。(ドクロの地紋が〜!)
仏像に踏んづけられてるのは邪気、じゃなくて邪「鬼」といいます。そういえばマリア様も蛇を踏んでるけど、意味は同じようなもので、神様や仏様の教えに背いて悪の道に逸れる心を表すそうです。
模様そのものは好きでしたよ。ただ、ドクロは嫌いだし、あの妙なアレンジもね~、がっかりさせてすみませんでした、ゆかさん。