作ってるもの

ふと思い立ちまして、名画を描くことにしました。誰の作品ですと言わなくても、これほどすぐに分かる画家もそうそうあるものではありませんね。これはだいぶ前にバンクーバー美術館でピカソ展が行われたとき、例によって代表作みたいなのは一つもなかったのですが、これは一つだけいかにもピカソっぽいスタイルと、色使いの明るさで際立っていたのです。もちろん、私が全然知らないだけで、これも十分に代表作なのかもしれませんけれど。

まず、雑誌についてたカラー写真をほんの少し拡大コピーします。まず、というか、これはただ単になぞっていくだけなので手順も何もないに等しいです。
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BGMはこちら、あのショスタコービッチです。支離滅裂加減がまるで音で織り成すピカソ、という感じなのです。ショスタコービッチはスターリン統治下の公認作曲家で、ということはつまり、ソビエト賛美、スターリン賛美が絶対で、ちらっとでも公式な方針に沿わない気配を漂わせたなら直ちに粛清、という状況で活動していました。音楽家に限らず、当時は彫刻家や画家なども同じ重圧を受けていたし、陶器工場などでさえ大きく制約を受けていました。それが嫌で堂々と反抗して強制労働や処刑という目に遭った人もいるけど、こっそり反抗して隠れて自分の好きな製作をしたり、作品に反抗の思いをこっそりとにじませたりした人もいたそうです。

今の時代はあまりそういうことを気にしないでいいのはいいけど、ほんとにそうかなと思うときもあるし、中央政府による管理というのでなくても匿名の大勢の人たちが互いに容赦のない私刑をしてるのも不気味だなと思うことがあります。
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ともあれ、ここまでできました。できあがりは全部仕上がってからのお楽しみということで、あまり裏返さずに描いています。
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お店の常連さんがバナナケーキをくれました。彼はグルテンにアレルギーがあるということでグルテン抜きのバナナケーキを手作りなさるのですが、今回のは小麦粉入りです。でも普通にカナダで売ってる小麦粉ではなく、サウジアラビアの小麦粉なのです。彼はときどきサウジアラビアに行くのですが、どういうわけかそこではグルテンアレルギーが起きないのだそうです。

たぶんアレルギーなのはグルテンそのものではなく、カナダの小麦に含まれる別の何か、つまり遺伝子組み換えなどをした何かなのだろう、というのが彼の意見です。それならカナダのオーガニックの小麦粉でも大丈夫なはずですが、真相はいかに。。。
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Jさんのバナナケーキのしっとりしたおいしさに触発されて、私もしっとり系のパンプキンマフィンを焼いてみました。パンプキンの缶詰の残りがまだ冷凍庫に入ってたのです。ついでにゴマも入れて、レーズンとクランベリーも入れて、ややヘルシー系です。
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そしてついでにリンゴとクランベリーも煮ました。材料はリンゴとクランベリー、以上。皮もついたままの手抜きですが、リンゴとクランベリーが安い季節ならではのヘルシーおやつなのです。
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by ammolitering6 | 2017-10-21 09:31 | Comments(0)

写真サイト3個目です。


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