病院の近くを歩いていたら、バス停にこんな広告が出ていました。病院で働く非医療関係労働者の待遇があまりにも悪いぞ、という抗議の広告です。これは前にも問題になっていて、たしか待遇のいい組合労働者を全部低賃金の使い捨て労働者と置き換えたとか何とか、そんなふうなことでした。それによってサービスの質が低下したことも問題になってましたが、何年か経っても状況はあんまり改善されてなさそうですね。
実際、ダウンタウンで一人でアパートを借りれば最低でも15万円はするような町で、時給がせいぜい千円という収入で暮らしていけるはずがないのです。30万円くらいするのも少なくないし、もっともっと高いのもあります。しかも低賃金の労働者には福利厚生もなく労働時間数もパートタイムというのも普通のことです。バンクーバーの社会システムの崩壊もそう遠くないかもしれません。よそ様のお庭に春が訪れていました。
こちらの生垣も燃え立つような新芽が出ています。
さて、のんびり歩いて出掛けた先は会計事務所です。私はだいたいいつも自分で税金の申告をしますが、毎年必ず間違っていて税務署から電話がかかってきたりするので、今年は2万円近い料金を払ってとうとうプロの方にやってもらいました。その結果、払いすぎていた税金1万円ちょっとがひっそり隠れていたのを見つけ出してもらい、よかった、よかった、と思っていたら税務署とは別の政府機関が何か謎のお金を払えと言ってるのも2つも発見されてしまい、結局あんまり良くなかったのでした。ほぼ差し引きゼロで手数料だけばっちり全額支払い、それに加えて政府に払う重税も正しく計算してもらい、ああ、、、と思って足取りも重く帰りました。
カナダ政府よ、私のとってもささやかな収入からそんなにがっぽりごっそり持っていかなくてもいいのではありませんか!?鬼!悪魔!と嘆いて今日は一日過ごそうと思います。
タニーちゃん、私の傷ついた心と財布を慰めてね。。。しかし、タニシに貢いでる場合じゃないのですよね、ほんとうは。翻訳収入は24%が税金で持っていかれるので、ちゃんと貯金しておかなかったら申告のときに青ざめることになるのです。ああ、15ドルもする水草を買うんじゃなかった、ほとんど食べないケールやレタスもタダじゃない、と、やっぱりしばらくは愚痴をこぼしそうです。タニーちゃん、ごめんね。
ところで、タニーちゃんには不思議な習性があります。というのは、こうやって4匹が上のほうで寝ているとき、1匹だけが起きて元気に動き回っていることが多いのです。その1匹はいつも決まった1匹ではなく、白ちゃんだったりみどりちゃんだったり、ツートンだったり、大きいタニーちゃんだったりします。もしかして寝ずの番をしているのでしょうか?