アフタヌーンティーにいきました

さてさて、、、昨日は世にも贅沢な体験をしてまいりました。なんとびっくり、バンクーバーの象徴とも言えるクラシックな高級ホテル、フェアモントホテルバンクーバーで豪勢かつお洒落なアフタヌーンティーなどいただいてきたのです。お誘いくださったMさん、ほんとうにありがとうございます。

ここは世界各国から要人がおいでになると正面玄関から歩道まで赤いカーペットを敷くという映画の中のようなことを実際にやってしまうホテルで、そもそも庶民が立ち入って良いものかと躊躇してしまうほどなのです。でも、今回はちゃんと予約もしていたし、正々堂々と入れるのよね、と思いつつ、しかしなんとなく裏口から入ってしまいました。

ホテルバンクーバーは格式高くてとても古いホテルなので、内装も豪華で古風で私は好きだったのですが、よく見ればやっぱりシミや小じわやお肌のたるみもあるような、という感じだったので、一昨年くらいから大掛かりな改装が行われていました。でもそれもようやく終わって新しくなったので、見学がてらに行ってみたのです。そしたら、やや薄暗くていかにも裏口という感じだった裏側の入り口も、すっかり明るくきれいになって、こっちが正面玄関と言ってもいいくらいになっていました。
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ロビー階にあるラウンジバーもすっかり近代的になり、すっきりして綺麗ではあるのですが、あの古臭くて重厚な感じが全く残っていないのはちょっと淋しい感じもします。
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アフタヌーンティーにはときどき変わるテーマがあり、今はグリム童話がテーマになっています。この女性は白雪姫なのでしょうが、なんというか、どっちかというとあの怖い継母のほうじゃないかと思わせるような風貌ですね。ほんとは怖いグリム童話、という言葉を思い出します。
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アフタヌーンティーが行われるのは、ラウンジバーの奥に新しく作られたティールームです。階段を3段くらい下りていったところにあるほら穴のような部屋で、その狭くて暗い空間を生かして秘密の小部屋のような感じに仕上げてあります。

棚には「グリム童話」というテーマに沿って古い本がたくさん飾ってあります。
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壁の絵も古い絵本の挿絵で、これもどことなく恐ろしげですね。壁紙も素敵で、最高の雰囲気なのです。このインテリアをデザインした人は楽しかっただろうなと思います。
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テーブルの上にはこんなかわいい飾りがありました。中にミニライトが入っているのです。
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お洒落なアフタヌーンティーに合わせて何かしらのお洒落をしなくては、と努力した葉子さん。お友達のMさんはいつ見てもほんとに素敵な装いなので、私もそれに負けないように、ということはそもそも考えもしませんが、せめて不均衡を最低限に抑えなくては、と思うのです。こういうときに役立つのがお洒落なYさんとCちゃんが気前良くくれるたくさんの洋服、そしてゆかさんが横流し、いや、取り置きしてくれるかわいい洋服です。みなさん、いつもいろいろありがとうございます。お陰さまで私は古着のプロなのです。
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テーブルの上にはナプキンで作ったバラの花と素敵なメニュー表。
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ティーセットはホテルのオリジナル、ティーポットは銀です。ずっしりした重さがあるので、中まで本物の銀器じゃないかなと思います。紅茶は好きなものを選べるので、私はアイスワイン風味のものを、Mさんはメープル風味のものを選びました。メープル風味の紅茶はあまりおいしくない場合が多いのですが、ここのは上品な香りでミルクと良く合っていました。

日頃コーヒーばかり飲んでますが、こうしてたまに良いお茶を飲むと、やっぱり落ち着いて味を楽しむにはコーヒーよりもお茶のほうがいいなと改めて思います。
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ほろほろでとてもおいしいスコーンとすっきりした甘さのリンゴジャム、そしてデボンシャークリーム!これはややオイリーな味ではありましたが、やっぱりイギリス南部の本物をバンクーバーで期待するわけにはいきません。ここで食べるクリームティーとしては十分においしいものでした。
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しばらくすると、こんなにかわいい、、、何と呼ぶのか、これもティアードプレートでいいのかな、とにかくこういうのでいろんなものが出てきました。木を輪切りにしただけで、真ん中の芯のところも木の枝そのまま。覚えていらっしゃる方もあるかもしれませんが、これはまるでアウトドアスクールの世界ですね。
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一番上の段に乗ってるのは、、、このピンク色の丸いのはケーキでした。緑色のはアボカド、オレンジ色のはとても味の濃いスモークサーモンでした。ホットスモークで、甘みはないけど原住民のサーモンキャンディーが柔らかくなったような感触でした。小さなキッシュもあります。黒い粒々は甘みのあるしっとりしたライ麦パンのパン粉だそうです。
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次の段はサンドイッチ類。どれもとてもおいしいし、何よりこのちまちました感じが楽しいです。
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サンドイッチとスコーンでもう十分すぎるくらいにお腹一杯だというのに、ダメ押しのようにお菓子類が出てきました。これはもう、手をつけることができず、丸ごと持ち帰りにさせてもらいました。一つ一つがほんとにかわいいですね。でも、真ん中のババロアみたいなのは、これはいったいどこがどうグリム童話なのかと疑問に思います。
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素敵な雰囲気の中で可愛くておいしいものをたくさん頂いて、Mさんとあれこれの他愛もないおしゃべりを楽しみ、サービスの良さにも感動して、しっかり満足してホテルバンクーバーをあとにしました。それからさらにあちらのお店、こちらのお店とおいしいものを探して歩き、最後には上等な紅茶までいただいてタニーちゃんと某氏の待つ家に帰りました。Mさん、本当にどうもありがとうございました。お礼の申し上げようもありません。
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お~い、タニーちゃん。今日も一日元気でしたか?夜、ふと見ると一大事件が発生していました。なんと、ツートンが産卵の準備らしきことをしていたのです。アップルスネールは水の上で産卵するので、時期になると雌はこうして上っていきます。うちの場合は水面上に十分なスペースがないので、ツートンはフタの裏にくっついて、さかさまになって産むか、横を向いて黒い部分に産むか、もしかしたらフタの開いた部分から上まで上って産むか、どっちにしてもかなり苦労して産むことになります。

見ていると、ツートンはフタの裏に行こうとして直角のところで失敗して水に落ちて、それからまた挑戦していました。ところが、今度はツートンの背中にみどりちゃんが乗っかってきました。
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下から見たところ。みどりちゃん、ツートンはあなたの卵を産もうとしているのですよ、下りなさい。邪魔しちゃいけません!
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しかしみどりちゃんは私の言うことを聞かず、結局二人とも落ちてしまいました。まったくもう、みどりちゃんときたら。。。ツートンはこのあとも産めなかったらしく、今朝見ても卵はありませんでした。今夜はどうかな?がんばれ、ツートン!
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今日はV君と出掛けていたのですが、タニーちゃんたちが全然食べない冷凍赤虫を彼の魚のためにプレゼントしたら、代わりに彼の魚が食べないこのエサをくれました。タニーちゃんたちはこの手のごはんのほうが好きなので、ちょうどよい交換です。V君、どうもありがとう。彼は私のお財布であり食事友達ですが、今ではこうして水槽友達でもあるのです。
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by ammolitering6 | 2017-03-07 11:05 | Comments(0)

写真サイト3個目です。


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