チェルノブイリのコンサート

先日、カナダにもあるダイソーでこんなものを見つけ、さっそくレタスの芯を植えてみることにしました。
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コップに入れて水を入れると、ほとんどただの水に見えます。落っこちないように楊枝を刺して支えにしました。育つかな?
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それからこれは中華系のスーパーで見つけたドライグアバ。原材料のところを見たら砂糖と塩が入っていて、でもフルーツ95%ということだったのでそんなに甘すぎることもないかと思ったのですが、かなり甘いです。それにグアバというのも私にはあんまり慣れない風味で、どうもおいしく感じられません。結局、グアバが大好きだというインドネシア人のスタッフにあげました。
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でも、フリーズドライのライチはライチそのままの味でおいしかったです。
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この前の絵に色鉛筆で色を塗りました。この前大安売りになっていた芯だけの色鉛筆を使ったのですが、柔らかくて発色が良くて申し分ありません。さて、こちらの絵、そのうちにガラスのお皿に描こうと思っています。割と気乗りのしている今は創作に向いたタイミングなのでしょう。
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ところで、昨日はチェルノブイリの原発事故からちょうど30年目の記念日でした。記念日と言っても、当然ながら「さあ盛大にお祝いしましょう」というのの正反対で、いつものウクライナ会館でただただひたすらに暗いコンサートが行われたのです。
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広くもない会場には200人ほどが集まりました。近所の見慣れた顔ぶれとはちょっと違った感じの人たちも多かったです。ウクライナの正装でやってきた人たちも何人かいました。
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コンサートは丸々2時間で、最初の半分近くはこの前のときと同じ女性3人のグループが東欧各国の民謡を延々と披露してくれました。とても上手なのですが、ソプラノばかり3人でずーっと1時間近く歌っていられるとだんだん飽きてきます。すごいなと思うのは、10ヶ国語くらいで歌うのに、それをあらかた覚えている様子なことです。私など日本語でさえ1曲覚えるのに苦労しているというのに、彼女等の脳みそはいったいどうなっているのでしょうか。いや、どうにかしているのは私の脳みそのほうかもしれませんが。。。
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後半はチェルノブイリを題材にしたミュージカルでした。地元の作曲家の作品で、本人も登場して歌っていました。曲調としては、フィリップ・グラスを思わせるような支離滅裂な感じで、絶対に一緒に口ずさめるようなタイプのメロディーではありません。私はどうもそういうのは苦手なのですが、歌手の人たちが皆とても上手で、激しく切々と恐怖や絶望を歌い上げるのを聞くうちに、こういうのも悪くないなと思い始めました。とにかくもう、どうにもこうにも救いがありません。夢という夢は打ち砕かれ、恐怖と不安と悲しみと怒りを全部混ぜて煮詰めて発酵させた上に爆弾に詰めて爆発させたようなコンサートでした。
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こちらのサイトで聞けます。ダウンロードもできるそうです。なお、今回のコンサートの収益の一部はチェルノブイリで今なお大規模に続いている健康被害の被害者のために寄付されます。主にベラルーシとウクライナで子供の白血病を中心に活動しているベロニカという基金があるのです。他にもいろいろな団体があるのだと思いますが、やっぱり子供のいろんな健康被害というのは一番辛いなと思います。見ることさえ怖いような奇形のある子供がたくさんいて、彼らは(おそらくは短いであろう)一生をその体の中で過ごさなければなりません。いったいどんな気持ちがするものか、思いはかることさえできません。。。

おまけ。今度、5月8日にはバンクーバーのCinemathequeでこちらの映画が上映されます。お近くの方はお出かけください。


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by ammolitering6 | 2016-04-28 09:50 | Comments(0)

写真サイト3個目です。


by ammolitering6