気が向いて十字架に色を塗りました。まず、ノートにかなり適当に下書きをします。十字架には茶色の上に赤を重ねましたが、赤のほうは色素の少ない安物の絵の具を使ったのでどことなく色がくすんでいて、某氏によれば乾いた血の色のようだとのことです。うーむ、と思いますが、テーマにはぴったりかもしれません。
それをもとにして白で模様を入れました。まずは水彩色鉛筆で描いて、それから絵の具の白でなぞります。なぞるというか、もともとの下書きが適当なので、参考程度に使うだけですけれど。
水彩絵の具は便利ですね。絵の具で描いたあと、水をつけた筆を消しゴム代わりにしたら簡単に消えます。
それから側面に金色を塗りました。
そこでやめておけばよかったのかもしれませんが、なんとなく色を次々と足していって、ずいぶん雰囲気が変わってしまいました。
実は、デザインの参考にしたのはいつもの中世ロシアの模様集です。でも、こういう雰囲気にしたいと思っても、どうもなかなかそうならないのです。今回のも、このいかにもケルト風な感じに色をつけたら、なぜかアメリカやオーストラリアの原住民のデザインみたいになってしまいました。
まあ、これはこれで良しとしましょう。明るい日差しの中で見るとまた違った印象ですね。
おまけ。この前のフォートランレー一日観光旅行で出会ったものすごーくフレンドリーなわんこです。太りすぎでよたよたしているのに、私たちを見ると全力で走って寄ってきました。そしてこうやってお腹を見せて転がって、なでろ、なでろ、もっとなでろと催促するのです。わんこ、かわいいねえ。飼い主をほったらかして浮気をしているわけですが、嬉しかったです。