フォートランレーで観光客 2

それでは観光の続きに参りましょう。こちらにありますのが町役場でございます。このお洒落な町では映画の撮影も頻繁に行われており、町役場も何度も何度も舞台として使われたのでございます。

また、フォートランレーはBC州の生誕の地で、つまり一番古くて歴史のある町でございます。ここから右に10マイル離れたところにも町があり、左に10マイル離れたところにも別の町があり、ここはその中継地点としても重要な役割を果たしました。当時は交通手段といえば馬でございましたので、10マイル走ったら馬が疲れるので休ませなければならず、ここには馬の休憩用の建物、男が泊まる建物、女が泊まる建物というふうに宿場ができておりました。国防としての働きのほか、毛皮の取引の中継点としても重要だったのでございます。

砦には大勢の兵士たちが常駐していましたが、彼らが結婚して家庭を持つと、砦を離れて町に家を建てて住むことが許されました。そのためここにはたくさんの家が建っていましたが、あいにく火事で一度は全滅し、その後再建されたのでございます。。。こうして私が先ほどおばあさんから仕入れたばかりの知識をとうとうと披露するのですが、Yさんはあんまり興味を示しません。
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まあ、これだけたくさん可愛いお店が並んでいるのですから仕方ありませんね。こちらはヒーリング系のものをいろいろ売っているお店で、入ったら「冷たいハーブティーはいかがですか?」と勧めてくださいました。暑かったので「ぜひ!」とお願いすると、なんとびっくり、フルサイズではありませんか。
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カップもいろいろ取り揃えてあるのです。やっぱりほんとにリッチな村だなあと思ってしまいます。それなのに人口は4千人にも満たないなんて、、、つい、他の寂れた小村と比べてしまうのです。何がこれほどの差を生むのでしょうか。私の出身地など、当時でも人口はおよそ5万人はありました。でも、どう贔屓目に見てもこんな活気も洗練さもなかったのです。
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フォートランレーのあたりにはクランベリーの畑が多いので、こちらはクランベリーの専門店です。
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店内はとにかくクランベリーばっかり。壁の大きな写真はクランベリーの収穫の様子で、畑に水を張って洪水状態にして、浮いてきた実を集めます。ただ、こういうふうにするとどうしても実に傷がつくので、これは主にジュースなどに加工する場合の収穫方法です。
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映画の撮影に使われることの多い町だからでしょうか、このお店がオスカーで何かを受賞したときの様子が飾ってありました。ハリウッドの人たちがBC州の小さなお店を表彰するというようなのがあるそうなのです。
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異様に物覚えの良い店長さんは私が以前にも顔を出したのを覚えていてくださったようで、「あら!」と言って嬉しそうに迎えてくださいました。もしかしたら人違いだったのかもしれませんが、まあいいでしょう。せっかくのフレンドリーさに応えて、クランベリーのパウダーというのを買いました。ただ乾燥させて粉にしただけの、ただひたすら酸っぱい粉だそうです。
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こっちはクランベリーのエキスかジュースをメープルシロップと合わせてフリーズドライにしたもの。これはすごくおいしそうですね。
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クランベリーのお店の隣には地元の工芸家たちの作品を売っている小さなお店があります。窓の様子がかわいいですね。
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閉まってたけど、これはステンドグラスのお店。
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これは各種のキャンディーを売るお店。とにかく何もかもが可愛いのです。
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by ammolitering6 | 2016-04-21 13:20 | Comments(0)

写真サイト3個目です。


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