珍しい雑誌

なんと、人生初(ではないかもしれないけれどそれに近い)ハンドバッグを買いました。いつもお世話になっている古物屋さんで、寄付されて安く売ってるのをさらに半額にしていただいたのです。ありがたいことです。私はいつもいつも同じバックパックを持ち歩いており、それはSさんから頂戴したものでとても使いやすくていいのですが、たま~にはバックパックではどうも格好がつかない場合もあるのです。

でも、いつも同じバッグを使う最大の理由は、面倒くさいからというものです。バッグを取り替えるとなると、ポケットなどにごちゃごちゃと入っているものを全部出して入れ替えなくてはなりません。その日の気分や服装に合わせて選んだお洒落なハンドバッグに毎回入れ替えるなど、とてもじゃないけど無理というものです。このバッグも今のところ1回しか使ってませんが、やっぱり持ち運びやすさはバックパックが一番だし、あんまり活躍しないだろうなという気がします。
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ある方から古雑誌を頂きました。そのある方というのはお医者さんで、私が古雑誌を切り抜くのが大好きだということをよくご存知なのです。この雑誌はなんとカナダのお医者さんだけを読者対象として発行されているレジャー雑誌で、世の中にはこういうものもあるのね、と思ったことでした。ということは、カナダの建築家だけ、アメリカの政治家だけ、などを対象とした趣味の雑誌などもあるのかな?カナダのスターバックスのバリスタだけを対象とした雑誌というのはないようですが、あったとしたら内容はあんまり豪勢なクルーズ旅行なんかは関係なく、かなりみみっちい記事が並ぶだろうなと思います。
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こちらはお金持ち専用の雑誌で、うちにあってもどうしようもないのですが、この雑誌のウェブサイトを見たら一冊だけタダでくれると書いてあったので申し込んで送ってもらったのです。別世界というのはあるもんだな、と実感するような記事が並んでいて、私は仕事の関係でそのうちの一つを翻訳して小銭を稼いだのでした。

ところで今は税金の確定申告の時期で、フリーランスで稼いでいる私は多額の税金を支払わなくてはなりません。カナダの税金は馬鹿みたいに高くて、しかも私の収入は政府のお墨付きの低所得レベルをほんのわずかに超えて税率が跳ね上がるという悲しい位置づけなので、いっそ働かないほうがマシではなかろうかと真剣に思うほどがっぽりと持っていかれます。日本でパートのおばちゃんたちがある一定額を超えないようにするのと同じなのだろうなと思いますが、こういうのは付き合いなので、税金が高いからご依頼はお受けできません、と言うわけにもいかないのです。

もちろん、黙っておいて脱税するのが一番お得ではあるのですが、税務署にはばれなくてもお天道様にはバレバレだしなあ、と思うとやっぱりついつい申告してしまうのでした。なお、フリーランスとは言っても、実は私はビジネス登録をしていません。もぐり業者なのです。ビジネス登録をすると税金面で何かとお得になるのだろうなとは思うのですが、その手続きはいかにも面倒臭そうで、しかも私はその手間ひまに見合うほどばりばりと稼いでいるわけでは全くありません。どうしようかなあ、と思いつつ、そういえば去年も同じことを考えて迷っていたなあと思い出したのでした。この調子でいけば来年もまた「ああ~、面倒くさいなあ~、脱税したいなあ~」と同じ愚痴をこぼすことになりそうです。
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ところで、日本では誘拐事件のことが話題になっていますね。悲しいかな、女性に対するそういう危険は男性のそれよりもずっと大きいものだと思います。男性の場合には女性に対するのとはまた違った危険が多く存在するので結局は同じようなものかもしれませんが、奪って好きなようにしたい、という欲望の被害に遭うのは身体的に弱い女性のほうが多いと思うのです。実は私も子供の頃、真昼間に見知らぬ男の車に引きずり込まれそうになったことがあります。学校からの帰り道、横に車が止まって窓が開き、道を聞かれたので答えていたらドアが開いて、手が伸びてきたのです。全速力で走って逃げましたが、状況が違っていればあの女の子は私だったかもしれない、と思うのです。男性に対しても同じではありますが、主に女性に向けられるこうした暴力を思うと暗澹たる思いになります。

Commented by みち子 at 2016-04-02 03:39 x
私のもつハンドバッグは一年中同じです。と言うのは、私はけっこうおっちょこちょいで よく鍵を失くしたり クレジットカードを失くしたりしたので ついに自分に腹をたてて、家の鍵、車の鍵、カード入れを鎖でしっかりとバッグにつないであるのです。さすがにバッグは大きいので失くすことはないです。バッグを失くさなければ それにつながれた鍵やカードも失くさないという訳です。

私も何年間か自宅で翻訳の仕事をしてて、その頃けっこう仕事がありました。ビジネス登録などしませんでした。そういうのがあることもよく良く知らなかった。

でも、自宅で仕事をするので一部屋を仕事場と考えて、部屋が5部屋あるとすると 家の維持費の5分の1を経費に落としていました。維持費には、家の税金、光熱費、修理費などが入ります。あと車を使ったらそのガソリン代とか、紙とかインクとかコンピュータを買ったら その何分の1とか、ずいぶん面倒でしたけど、すこしでも税金を安くするために、こまごまと計算してました。
Commented by ammolitering6 at 2016-04-02 11:54
私も財布をつないでいたことがありますが、今はやってません。紐が伸びるタイプの留め具を売ってますが、あれは便利ですよね。またつなごうかな。。。

税金については、何かと国家のお世話になってるので、ある程度の貢献はしたいと思っています。でも細々とした翻訳収入の3分の1をごっそり持っていかれると、勘弁してくれ~と言いたくなります。私の申告方法はどうも間違っているようで、近いうちに税務署から電話があるでしょう。そのときにじっくり聞いてみようと思っています。
Commented by みち子 at 2016-04-02 21:08 x
所得がそんなに多くない場合、3分の1も取られることはないと思いますが。 うちの場合でも4分の1程度です。なにか税金計算のソフトを使っていますか?
Commented by ammolitering6 at 2016-04-03 01:12
シンプルタックスというのを使いましたが、H&Rのでも同じ計算になりました。収入全体の3分の1ではなく、追加分の3分の1なのです。ここ数年、税金を申告して幾らか戻ってきたことはありません。ビジネス申告をしていないので、経費の申告もできません。小規模な人生ながら、それなりにかなり国家に貢献してるぞ、と思います。
Commented by みち子 at 2016-04-03 04:18 x
追加分の3分の1ですか。追加分ってどういう意味でしょう? すでに税金を払った収入以外の分ということですか?

実は コメントを書いてから いい加減なことを書いたかと気になって、2014年度と2015年度の taxable income と tax の割合を調べましたら、2014年は15%弱、2015年は RIFFから余分に下したので20%くらいでした。

ビジネス申告をしないと経費を申告できないのなら、私はビジネス申告していたんでしょうね、全然思い出せません。した覚えがないんです。どういう分野の仕事をしているかという項目があったように思いますが。
Commented by ammolitering6 at 2016-04-03 10:39
税金のシステムはしょっちゅう変わりますから、以前はビジネス登録が特に必要なかったのかもしれませんね。今は(私の見る限り)経費で落とすにはビジネス番号と登録名が必要で、それをしていないと単に「他の収入」という項目に記入することになり、何も天引きされていない分をここぞとばかりに取られることになるのです。

本業(?)であるカフェのバイトでは生活保護レベルにも満たない程度にしかなりませんが、少なくとも税金はある程度まとまった額が還元されます。でも、これに副業(追加分)が加わると、戻ってくるはずだったものはゼロになり、さらに加えて払えと言ってくるのです。その二つのマイナスを合わせると、追加分の3分の1という高い税金がかかってることになります。

ただでさえ1文字や1単語で何セントという、みみっちいまでにささやかな仕事なのに、働くのが馬鹿馬鹿しくなるほどです。お金のためだけならやってられません、ほんと。長年の友達の手助けであること、頭の体操になること、単に翻訳が好きだということなど、他の要素があるおかげで続けていられます。
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by ammolitering6 | 2016-04-01 13:23 | Comments(6)

写真サイト3個目です。


by ammolitering6