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http://jp.sputniknews.com/europe/20160322/1822353.html

移民危機解決調整センターによれば、21日午前8時の段階で、ギリシャ国内には、5万411人の難民及び移民がいる。この一昼夜でトルコ沿岸から、ギリシャ領の島々に、1662人が到着した。そのうち698人がレスボス島、830人がキオス島に着いた。

ギリシャと旧ユーゴスラビア構成共和国マケドニアとの国境の町イドメンに自然発生的にできたテント村にも、1万2千から1万3250人程度の人々が暮らしている。国境は閉鎖されているにもかかわらず、人々は次々と到着している。

この他ピレウス港にも、5万1千人以上の難民がいる。なお今日から、首都アテネに近いエレウシス港への、フェリーボートによる移送が始まっている。

EU首脳会合で達成されたEUとギリシャの間の合意によれば、3月20日以降トルコからギリシャ領の島々に到着した不法移民のすべては、トルコへ送還されることになる。


http://jp.sputniknews.com/middle_east/20160322/1821799.html


トルコの南東部で治安部隊とクルド民兵の抗争が激化している。ポリティコ紙が報じた。

クルディスタンの非公式な首都とされるディヤルバクルはかつての面影をとどめないまでに荒廃している。道路には破片が散らばっており、家屋からは煙が上る。同市はほぼ4ヶ月にわたり軍の包囲下にあり、治安部隊とトルコの非合法組織「クルド労働者党」が衝突を繰り返している。

「まるでシリアのようだった。貴重品だけもって、子供と一緒に逃げた。もう町には何も残っていない」と元住民。

欧州はこの暴力にすっかり目をつぶってしまっている、とポリティコ紙。EU当局はシリアやイラクの紛争、さらには難民問題で手一杯だが、内戦により、トルコの一部がシリア化してしまっている現状がある。

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どうなることやら、という感じですね。この前から無理矢理マケドニアに入っていた人たちは、やっぱりマケドニアで警察や軍隊に捕まり、1500人くらいギリシャに送り返されたそうです。もちろん、個人個人のケースを見れば気の毒この上ない話で、何が何でも夢の楽園ヨーロッパに行きたいという気持ちは分かります。


でも、難民たちは携帯電話を持っていて時事ニュースを見ているようだし、ヨーロッパでの受け入れが既に限界に達していてもはや受け入れは行われていないことは分かると思うのです。だからこそマケドニアの国境も閉鎖されているのに、それなのになぜ入れないと分かっている国に行こうとするのでしょうか。もしかして、いまだにドイツはユートピアという話が一人歩きしていて、ニュースがちゃんと伝わっていないのでしょうか。


アラビア語がちゃんと話せる偉い人が出てきて話をすればいいのに、と私は思うのです。例えばヨルダンの王様の代理の人とかが国境沿いのキャンプに出向いて、「もうヨーロッパには入れません」と言えば信用してくれるのではないでしょうか。それができない事情があるのかな。。。


それにしても、トルコも荒れてますね。万が一トルコが崩壊したらどうなるでしょうか。考えたくないけど、そうなったら今度こそヨーロッパも共倒れかな。そういえば、こちらに面白い記事があります。英語ですが、どうもあんまり平和とは言えない中東で、やっぱり平和ではないかもしれないけど唯一まともに人権が(だいたい)尊重されてる国がある、それがイスラエルだ、というのを中東の人が書いた記事です。


イスラエルと言えば存在そのものが悪の根源のような見方もあり、実際それくらい難しい位置にあると思います。でも、なんだかんだ言っても民主主義の国だし、私は個人的には民主主義がそれほど理想的と思っているわけでもないのですが、暴走する独裁よりはマシのような気がします。何が正しいのかはよく分かりませんが、あんまり見ない切り口の記事なので、興味のある方は読んでみてください。


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by ammolitering6 | 2016-03-22 08:56 | Comments(0)

写真サイト3個目です。


by ammolitering6