家族の守り神、聖ラザロの絵
2015年 11月 13日
ガラスを洗って縁をテープで止めます。マスキングテープを使っていますが、マスキングテープにも粘着力の強いのと弱いのがあり、これは一番弱いタイプです。これだと後ではがしやすいし、跡も残りません。でも、額縁でちゃんと隠れる大きさのガラスであれば、ガラスの扱いに慣れていない方の場合はもっと強いのを使ったほうがいいです。描いている途中で何度も裏返すことになるからです。
こげ茶色と紺色のアクリル絵の具とバーニッシュを混ぜて基本色を作ります。
しっかり混ぜなくても大丈夫です。
それでは描き始めましょう。下絵の上にガラスを乗せ、その上に手を乗せる台を渡します。この台は必需品と言っていいほど大切なので、その辺の板切れを使って手作りしてください。両端に高さが1センチ弱の足を付け、板がガラスにつかないようにします。私は割り箸を切ってテープで貼るという安直な作り方をしていますが、ダンボールを切って筒状に丸めても代用できます。ちゃんと木工用ボンドがある人はそれを使うのがいいと思います。
簡単に輪郭だけ描いたところ。
陰影を加えました。今日のところはこれでおしまいです。顔の細部や陰影の修正や追加などは、このように下絵を取り外した状態で、下絵を横に置いて参照しながら行います。必ずしもこうやって輪郭や陰影をつけてから描かなくてもいいのですが、そんなふうにしてみたい気分だったのです。こうやって全体に一律の陰影をつけておくと、後でいろんな色を追加しても統一感が出ます。