ちょっとまとめ
2015年 10月 20日
シリアからトルコ、そこまではいいのですが、それから先がいろんなルートがあって、話がややこしくなります。移民の大半が何が何でもドイツへ行こうとしていて、そのために最初はギリシャ、マケドニア、ハンガリー、オーストリア、そしてドイツというルートが主流だったのが、ハンガリーが駄目ですと言ったことでクロアチア、そしてスロベニアを通るルートが浮上しました。その途中にもいろいろあって、ハンガリーもすぐに完全に国境を封鎖したわけではないのですが、先日とうとう封鎖して、スロベニアの負担が増えてきました。スロベニアというのも小さい国で、すーっと通ってくれるならいいけど、何千人も何万人もやってきて、すぐにオーストリアに流せなくて溜まってしまうと困ってしまうのです。だからクロアチアに文句を言い、クロアチアはクロアチアでセルビアに苦情を言い、みんなハンガリーにも文句を言い、押し付け合いの小競り合いになっているのです。
そんなところに早く来た冬の雨が降り出して難民たちはそれぞれ詰まってしまったところで凍えていて、上のサイトのニュースによればヨーロッパの国々の政府の対応に対して「恥を知れ」と文句を言っているそうです。うーん、それはお門違いというものではないでしょうか。柵を壊し、警察の制止を振り切って不法入国し、石を投げ、援助物資を投げ捨て、ゴミを散らかし、待遇が悪いと文句を言って暴動を起こし、好き勝手している移民たち。おいでくださいと言われたわけでもないのにそうやってやってきて、寒いぞ、殺す気か、などとどうして言えるのでしょうか。母国が滅茶苦茶になって本当に不運だったのは事実だと思います。でも、それとは別に彼ら自身としても大いに反省すべき点が多々あると思うのです。
こちらには詳しい日本語記事があります。