ボルシチの定義

しばらく前に大量生産してしまった折り紙ブック。部屋に置いていてもかさばるだけなので、寄付を兼ねてチャリティーショップに置いていただくことになりました。店長さんがこんなかわいいディスプレイをしてくださり、フェイスブックとかインタグラムとか、あれこれのソーシャルメディアでも宣伝してくだっています。努力の甲斐あって「いいね!」ボタンなどはたくさん押されたとのことですが、あいにく売り上げのほうはまだありません。世間の皆さん、山ほどたくさん買ってくださいね~、お願いしますよ~!
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ところで、今日は突如としてボルシチを作ってみました。この前のウクライナ会館のに影響されたのです。材料はこちら、各種の野菜です。赤カブはほんとはこの2~3倍あったほうがいいのですが、今回はボルシチ風野菜スープということで、これで良しとしましょう。ボルシチというと必ずまっかっかという印象がありますが、実は白いのも緑色のもあります。肉や魚が入ってるのもあるし、あっさりしているかと思えばバターでこてこてのもあるし、要するに何でもいいのだと思います。味噌汁と同じで、毎回あり合わせの材料を使うので毎回味が違うのが本場のご家庭の味であるようなのです。今回はなかったので入れませんでしたが、私はセロリが好きなのでたいていはセロリを入れます。ロシア会館のシェフは赤ピーマンも入れてました。ジャガイモは汁が濁るから嫌だと言って入れない人もいます。でも、ジャガイモとキャベツとクリームで作った白いボルシチはおいしいものです。緑色のはほうれん草などがたくさん入っています。
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作り方と言っては、刻んだ野菜を油で炒めて水を入れて煮込む、というだけです。バターで炒めてもいいと思うし、私は嫌いなので入れませんが、ニンニクを大量にぶちこむ人もいます。コツはないのか、と言われますと、そうですね、キャベツはたくさん入れるので、これだけは別の鍋でゆっくりしっかり炒めたほうがいいと思います。他の香味野菜も炒め、キャベツと合わせ、ジャガイモと缶詰トマトと赤カブを入れて煮込み、スープの素も入れます。
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大きな鍋にたくさんできました。ある程度煮込んだら、あとは火をとめて余熱で煮ながら、ぬるくなるまで休ませます。塩胡椒で味を調えるとき、メープルシロップ少々を入れるのは別にカナダ系ロシア人の伝統というわけでもなく、単なる私の好みです。砂糖でもいいのですが、ほんのちょっとの甘みで味のバランスがよくなる気がします。
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キャベツをまるごと全部刻んだので、少し取り分けて塩もみしました。これをどうするという考えもなくそうしたのですが、これはあとでサラダの材料にしました。マヨネーズであえたサラダにするのがロシア風です。

スープに入れなかった部分のマッシュルームはオリーブオイルと塩胡椒で下準備しました。オイルは茎を取ったあとの穴に入れます。これはオーブントースターで焼くととても簡単でおいしい前菜になります。
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スープが煮えるのを待つ間、翻訳をしていました。私は21世紀の今でも紙とペンで作業をしているのです。私はペンに関しては書ければ何でもよろしいという主義で、赤だろうが蛍光ピンクだろうがメタリックだろうが、手当たり次第に使う様子はまるで被害者が死ぬ間際に自分の血さえ使って「犯人は誰それ」と書き残すかのよう、、、まあ、色よりは書きやすさのほうが大事というだけのことなのですが、他にもじつはちょっとした執着性があり、一本のペンをインクが切れるまで使い切りたい、という密かな欲求があります。何が何でもそうする、というほど強い執着でもありませんが、できればそうしたいです。使い切ったときの達成感には何ともいえぬ快感があるのです。ジェルペンだとそれがけっこう実現しやすいのですが、ボールペンだとなかなかそうもいきません。何ヶ月も行動を共にしてあちこちで隙間の時間に一緒に翻訳を続けたボールペンのインクが切れると、戦友を看取るような感覚がちょっとだけ脳裏をよぎります。
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夜、空に丸い月が出ていました。
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ふと見ると、こっちにもお月様。時計台の時計です。
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by ammolitering6 | 2015-03-05 15:52 | Comments(0)