リン・キャニオン 1

今日はYさんとちょっと遠出しました。行き先はちょこっと海を渡った隣町です。海外旅行だ、と思いますが、それは違うという心の声もあります。
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船の乗り場に向かいましょう。
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港の横なので貨物列車の線路が広がっています。郊外に住む人のための通勤列車も通っています。これは午前中は郊外からやってきて午後は郊外へ戻るという人々のために特化していて、逆の道を行きたい人には利用できません。
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船に乗りました。久しぶりです。よく見ると何やら座席ではないものがありますね。これは犬用のケージで、犬を連れて船に乗りたい人はこうやって一緒に行けるようになっています。
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向こう岸の港には黄色い山があります。硫黄なのだと聞いたのですが、匂いを感じたことは一度もありません。
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向こう岸の山の上にあるスキー場にだけ雪が積もっています。人工的な雪でしょうか。
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バンクーバーのほうを振り返ると、赤いキリンの群れが見えます。それにしても薄暗いですね。これで10時過ぎくらいなのです。
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着きました!船着場の横にはマーケットがあります。
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マーケット前の広場から見るバンクーバー。ビルが林のようです。
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マーケットを覗いてみましょう。小さなお店がぎっしり入っています。
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なぜかガチャガチャが並んでいます。
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つけたままでスクリーンの操作ができる手袋を売ってました。いろんなものがあるものですね。
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大きなチェスボードがあります。こういうのはルールを覚えるのが大変で、わたしはことごとく苦手です。唯一覚えられたのはオセロだけです。将棋は小学校の頃に学校で教えられ、しかしクラスで将棋大会をしたときに5分も経たずに真っ先に負けて先生に「もう負けたのか!?」と言われてしまいました。しかし、負け惜しみのようですが、私の対戦相手は市の将棋クラブの最年少メンバーだったベテランの男の子だったのです。先生はたぶんクジ引きか何かで対戦相手を決めたのでしょう。何もよりによってあんな奴に当たらなくても、と私は今でも不満に思うのでした。
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干しキノコ屋さんがありました。地元BC州の野山で採れたものを専門的に扱っていて、店長さん自ら採集しに行くのだそうです。こちらのおじさんは店長さんではありませんが、仕事熱心でキノコへの愛情も深いらしい店員さんです。
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キャンディーキャップという甘いキノコで作ったクッキーをくださいました。前から気になっていたキノコなので、初めて食べられて嬉しいです。変な匂いや味は全くなく、ほのかに甘くておいしいクッキーでした。ただ、そうであれば何もわざわざ正体も分からなくなるようなクッキーにしないでも、そのまま甘いキノコとして食べたほうが面白いんじゃないかなとも思ってしまいました。
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店員さんはチャガという珍しいキノコについても熱く語りました。これは白樺の幹にコブのようになって生えるキノコだそうです。見た目もぜんぜんキノコっぽくありませんね。
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チャガとシナモンとタンポポで作ったお茶のサンプルをくださいました。苦味があって、それほどおいしいものでもないけれど、それほどまずくもない、という飲み物です。こんなのをわざわざ飲むべき理由は何かというと、肝臓を綺麗にしたり、腫瘍を小さくしたりするのだそうです。カナダのチャガは公害が少なくて清浄だという理由でわざわざアメリカから買いに来る人もいるそうですが、アメリカからの公害は風にのってカナダの森林を汚染するそうなので、あんまり意味がないんじゃないだろうかという気もします。
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店員さんの熱意にほだされて、つい買ってしまいました。ロブスターマッシュルームという種類です。ロシア会館のおじいさんたちもこれを採って来て干していたな、と懐かしく思い出しました。野生のキノコの採取場所は命がけで守るべき秘密なのだそうです。同好の士、あるいはライバル同士は匂いで分かるものであるらしく、キノコの季節に彼らが車で山のほうに入っていくと、後ろからこっそりと尾行する者があるそうです。つけられている、と直感すると、何が何でも振り捨てなくてはなりません。「あの姑息な奴らを巻いてやったぜ!」と自慢していたおじいさんたちももう今は天国に行ってしまいました。天国にも食べられるキノコがたくさん生えているといいですね。
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このぎっしり整然と詰まった様子がいいですね。雑誌でも飴玉でも売ってるようですが、何屋さんなのでしょうか。
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手作りキャンディーのお店ではおじさんがキャラメルを作っていました。他にも、飴でもファッジでも何でもお店で作っているようです。
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ファッジというのはこういう地味な外見ながら強烈な甘さを誇るカナダの田舎菓子です。誰かがキャラメルか何かを作ろうとして失敗してたまたまできたのが始まりだ、と聞いた気がしますが、なるほどそうだろうと思うような外見です。でも、甘いものが好きな人であればこれの小さなカケラをブラックコーヒーと一緒に楽しめると思います。
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それではマーケットを出て散歩に行きましょう。船着場の横のバスターミナルから乗っていきます。
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途中で一度乗り換えました。次のバスを待つ間、横にある図書館を覗いてみました。森の多い町の図書館だけあって、木がふんだんに使われています。
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吹き抜けの天井が素敵です。
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バスが来ました!小さなコミュニティーバスなのです。
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by ammolitering6 | 2014-11-20 14:19 | Comments(0)

写真サイト3個目です。


by ammolitering6