キャピラノ吊橋公園 3
2014年 11月 15日
さて、森の中には木道が続いています。これを作るのも大変だっただろうなと思います。
さっそく歩いてみましょう。
しかし、よく見ると手すりがちょっと妙な風になっています。古い板の上に新しい板を打ち付けてあるのです。
これはなぜかというと、残念ながら世界中からやってきた馬鹿が落書きをし放題にしていくからなのでした。こういうところで日本語を見たりすると、やっぱり情けない気持ちになります。アウトドアスクールでも落書きは大きな問題でした。ブラジルから来た子供たちがマジックででかでかと「ブラジル」と書いていたり、「どこそこ学校の誰それ」と自分の身分と名前を大書する馬鹿がいたり、、、人間が自分の存在のしるしを残そうとするのは本能なのだろうかと思います。ただ、この吊橋公園に関して言えば、手すりのデザインがあまりにも落書きを誘う形状になっている気がするのです。2枚目の板が重ねられるのも時間の問題でしょう。
木道ではない山道もあります。カナダのこうした施設は車椅子等対応の場合が多いのですが、ここに限ってはその性質上、車椅子対応ではありません。
ゴミ箱は熊対応、いや、熊対策タイプです。
この取っ手の下に金具があって、それを押しながら開けるという仕組みです。熊は賢くないから開けられないのよ、と思っていたら、じつは私も戸惑ってしまったのでした。人を笑うものではありません。
ここでふと見上げると木の上に何かあります。
看板(?)がぶら下がっていました。これが落っこちてきたらえらいことです。木の上のあたりを歩くアドベンチャーコースなのです。
いそいそと歩きにいきます。吊橋よりずっと細いです。
遠くのほうを歩いている人。こうして見ると高いですね。
見下ろすと樹冠が見えます。この図は何かがおかしい、と本能が申し立てをします。
どうもなんだか気分が悪くなります。あんまりゆらゆらしたところを歩くものではありません。
無事地上に到着!出口のところは昼間ですがライトアップされていました。
ささやかなクリスマスツリーもありました。
これは何かな?倒木の上に途中まで橋なのか展望台なのか分からないものが作られています。
池の上の小屋では大工らしいお兄さんたちが何やら楽しそうに作業をしていたのか遊んでいたのか分かりませんが、何かしていました。
そばには大工さんたちの作業用テントもあります。これだけの施設だと維持管理が大変だろうなと思います。
揺れるのはもういい、と思いますが、この橋を渡らないと帰れません。
渡りながら向こう側を見ると、崖の横に通路が作られているのが見えます。悪趣味だ、と思います。
よくもまあ、あんなところに無意味な通路を作ろうなどと思いつくものです。
上から見るとこうなっています。
うわ~、と思いつつ、それでも歩いてみます。こういうのを怖いもの見たさと言うのでしょう。まずらせん階段を下ります。そもそも階段が螺旋になっているというところが既に悪趣味なのです。わざわざ目まいを誘うようなデザインになっていると私は思うのです。
それから細いまっすぐな階段を降ります。
ああ、岩が崩れてこの金具が外れたら、などと考えてはいけません。
さっき上から見た丸いところに出ました。
無事にぐるっと回りました。
ああ~、いやですねえ、この景色。。。
しかも足元はガラス張り。さいわい曇りガラスですが、なんという悪趣味でしょう。
ずいぶん曲がって生えている木。がけっぷちの人生です。
もう少しいくと、、、
夢でうなされそうな展望台があって、、、
そこはもっと悪趣味なことになっていたのでした。キャピラノ吊橋公園、高所恐怖症の方にはお勧めしません。しかし、何としても高所恐怖症を克服したい向きには格好の修行の場であると言えます。
無事に渡り終えると、環境学の学習時間です。何やら変なものがありますね。
押してみろと書いてあるので押してみても、プイ~という元気のない音がしただけで何も起こりませんでした。スイッチの電池が切れていたようです。
仕方がないので見てみると、侵食50年、25年、などと書いてあります。
さらに水資源に関する名言があり、、、
もっと名言があり、、、
水生生物について教えてあり、、、
最後に学んだことをテストされ、無事合格すれば卒業できるというシステムであるようです。
消火栓のハンドルみたいなのの上に問題が出て、、、
ハンドルを回すと答えが出てきます。過度の学習と揺れで頭痛と目まいを感じた公園探索でした。