戦の民
2014年 11月 12日
私は部屋で一人で戦の民の歌でも聞くことにしましょう。前にご紹介したのと同じ、部屋の中でコンサートをしているビデオです。いくつもありますが、私が知ってるのは最初の歌だけです。なぜコサックの歌にこんな親近感を覚えるのか自分でも不思議です。じつはいつものV君もコサックですが、彼は都会育ちの軟弱者で、しかも音痴なので話になりません。ものすご~く残念なのよ、V君。せめて踊ってくれたっていいと思うのよ。
この写真を見ると明らかにアジア人の顔をした人たちがいますね。いろんな事情で寄り集まった荒っぽい人たちだったので、民族的にも雑多だったと聞きました。
これは何だか宇宙戦艦ヤマトが発進しそうな音楽です。どこかで聞いたことがあるような気がするのですが、どれも何となく独特の音階が似ているので、たくさん聞いているとどれも聞いたことのある曲に聞こえてきます。
これはずいぶん長いですが、さすがはロシア人という歌声です。かなり癖がありますけれど。。。私たちののコーラスで歌ったものも多いですが、どれももっとずいぶんシンプルな編曲のを歌いました。私たちのコーラスにもお若いときに美声はいかばかりだったかと思うようなすばらしい歌手が何人かいらしたのですが、いかんせんどっちかというとそろそろ向こう側からお呼びがかかりそうな皆さんばかりだったので、あんまりろうろうたる歌声が響くというふうにはならなかったのです。それでもたまにおじいさんたちの調子のいいときなどは皆で聞きほれて、練習中に思わず拍手したりしていました。一人ひとり、彼らもこの世界から消えていきます。私も今では10年以上も続けたコーラスから遠ざかっています。
もてて困る若い女性の歌。私はこれを熱心に覚えて歌うのです。
これは何かに似ていると思ったら、ロシア版のキリスト教原理主義というか幕屋主義というのか分かりませんが、司祭も祭壇も置かずにキリスト教の始まりのときの礼拝の仕方に忠実に礼拝をしているデューカボルの人たちの歌い方と同じ形式なのでした。あくまでアカペラで、最初にほんのちょっとだけ歌う人がいて、それに続けて複雑な構成の歌声が重なります。
探している歌がいくつかあるのですが、なんといってもロシア語が分からないので難しいのです。手元に手がかりとなる資料もないし、困ったものです。
これも私にとっては懐かしい歌の一つです。他にウクライナ語の「母」というのとロシアの「夕陽」というのと、他にもいくつかあるのですが、うろ覚えだしとても古い歌ばかりなのでなさなか探せないのです。
きりがないので今回はここまでにしておきましょう。このメロディー、なんでこうどうしようもない気持ちになるのでしょうね。