パスタに対する複雑な気持ち
2014年 07月 29日
お父さんと小学生くらいの娘と幼稚園くらいの息子の三人で昔風のカヌーを漕いでいる人たちがいました。私がウの写真を撮っているのに気づいて息子がお父さんにあれは何かと尋ね、お父さんは「あれは水に潜って魚を取る鳥だよ」と詳しく説明して株を上げていました。
本日もぜいたくな食事にありつけました。皆さん、ご支援ありがとうございます。今日のご馳走はあさりのスパゲッティと柔らかく煮たポレンタです。ポレンタというのはトウモロコシを細かく挽いて粉にしたのを何とかして固めたもので、せっかく固めたそれをこうやってどろどろにしていいのだろうかと思いますが、まあ、そうなっていました。チーズ味のぼってりしたおかゆのようなものだと思えば近いかもしれません。トウモロコシのざらざら感もあって、けっこうおいしかったです。
スパゲッティもおいしかったです。私はパスタにそれほどの愛情がなく、滅多に食べたいという気持ちになりません。でもここしばらくなんとなくパスタ気分だったので、昨日はラザーニャ、今日はスパゲッティと続いてしまいました。そもそも子供の頃からスパゲッティがそれほどおいしいと思ったことがなかったのですが、その昔イギリスに語学留学したときにホームステイ先で頻繁に出されたくたくたのスパゲッティが耐えられないほどまずくて、すっかり嫌いになってしまっていました。フォークで持ち上げるとスパゲッティが自らの重みに耐えかねてちぎれて落ちるほどだったのです。
ところが、せっかくイギリスにいるのだから今のうちにと思って(片道40時間のバスで)イタリアに行ったところ、イタリアに来たのだから食べないわけにはいかない、という義務の気持ちで食べたスパゲッティがとてもおいしかったのです。気分的なものもあったかもしれませんが、イギリスのスパゲッティとは似ても似つかないものだったことだけは確かです。それ以来しばらくはパスタへの愛が続きましたが、今はときたま思い出す程度です。
デザートメニューに「オリーブオイル・ジェラート」というのがあって、あまりにも興味深かったので頼んでみました。カリフォルニアの特別の農園で採れたオリーブを使った特別のオリーブオイルをかけてあるのだそうです。ジェラートは粒粒の塩がはっきりと分かるほど入っていて、ほんのちょっとだけピリ辛で、なめらかなオイルと不思議なくらいよく合っていました。特別で上等なオリーブオイルというのは癖のある匂いも何もしないものだなと思いました。
帰り道に鳩の公園に寄ったら、夕方近かったので鳩たちは高いところに集まっていました。低いところだと敵に襲われたりするのでしょうか。都会の鳩の敵とは誰かと考えると、やっぱりコヨーテでしょうか。野犬はいないと思うし、、、ちょっと謎です。
鳩と言っても模様はいろいろですが、これはカラスかと思うほど真っ黒でした。