仲良きことは美しきかな
2013年 10月 04日
帰りのバスでは、前の席にとても仲のよい老夫婦が座っていました。アメリカから観光旅行に来たようで、窓から見えるあれこれを指しては互いに感想を述べ合っています。強いアメリカ訛りの穏やかな声で、二人は見るものすべてが新鮮極まりない様子でたくさんの言葉を交わしていました。なんだか、古き良きアメリカを体現しているようなお二人だったのです。1950年代か60年代、彼らが若く美しい夫婦だったころ、奥さんは家の中でハイヒールの靴を履いて絨毯に掃除機をかけていたかもしれません。ご主人はスーツに帽子を被ってアタッシュケースを持って仕事に行ったかもしれません。天国のような異世界だ、と思いながら彼らの声に耳を傾けるうち、私は心地よく寝てしまったのでした。仲の良い老夫婦というのはほんとに素敵なものです。
晴れたり降ったり霧が出たりの落ち着きの無いお天気だからか、太陽の周りに淡く丸い虹が出ていました。
森では栄養状態が悪いので、体が燃料を欲していたのでしょうか。町について一番にしたのはドラッグストアに入ってお菓子を買うという行動です。クッキーはウォーカーズのショートブレッド。ショートブレッドもいろいろありますが、やっぱりこのブランドが格別においしいようです。チョコレートはピーナッツバターとジャムが入っています。あまりに魅惑的で抗し難かったのです。これもとてもおいしかったです。たちどころに半分食べてしまいました。
森に持って行くために買ったのは、ややヘルシーなお菓子です。日本でいえばカロリーメイトにあたるような携帯用の食事代替品です。でも、これが結構おいしいし、1つ1ドルという大安売りをしていたのです。明日はあれこれの買出しをする予定なので、またこれも買い足そうと思っています。