食糧争奪戦
2013年 08月 12日
そしてワイルドライスとマッシュルームのオムレツをはさんだハンバーガーです。贅沢なものです。
今朝は曇っていて、半ズボンとTシャツでオンボロの自転車に乗って仕事場に向かっていたら肌寒いくらいでした。しばらくするとはっきりと「これは寒いぞ」と感じられたので、結局部屋に戻って着替えて再出勤したのでした。暑くて死にそう、という声が列島中でうなっている日本の皆様には申し訳ないくらいです。午後には少しだけ雨も降りました。森に来て初めての雨です。
今日の仕事は山小屋掃除ですが、中途半端に近代的な大きな山小屋です。面白い落書きなどは皆無ですが、雨漏りの跡はそこかしこに見られます。カーテンに黒い点がついてますね。
よく見ると蛾です。窓辺ではよく虫が干からびて死んでいますが、今は生きているこの蛾もやがてはそうなるのでしょう。ここでじーっとして一生を終えるのです。
表のドアを開けっぱなしで掃除をしていたら、何やら物音がします。誰かな?と思って見たら、リスではありませんか。
こら、それは私の貴重な食糧なのです。どきなさい。
ちょろちょろと掃除道具部屋に入ったりするのをようやく追い出しました。でも、玄関のところで一休みして何か食べています。
いったん出て行ってから、またやってきました。ずいぶん肝の据わったリスなのです。実際には私の食糧箱の中身はフタの閉まったグラノラとリンゴジュースだけだったので、リスに食べられたのはその辺に落ちていた何かの食べかすです。グラノラの匂いはリスにはたまらないだろうなと思います。ごめんね。でも、野生動物がこうしてあまりにも人間に慣れるのはやっぱり良くないのでしょう。