武士道と云ふは死ぬことばっかりではないと見つけたり
2013年 07月 06日
しかし、そんな本でもよーく読んでみようという奇特な人がたまにはいるもので、若かりし頃はプロ顔負けの自転車乗りだったために「競輪屋のおっちゃん」として知られていた西山先生などは、葉隠から自分の好きなところだけ抜き出して英訳して本にしました。実は葉隠を研究している人は世界各地にいて、彼の論文はそういう研究グループの英語の解説書の一部としても収録されています。なぜかチェコ共和国で出版された本です。
先日はローカル新聞社主催の市民大学で講座を開いて、歴史好きのおじさんおばさんたちに葉隠の話をしています。彼はもう何年も地道にこの翻訳プロジェクトをやってるので、その中で面白いと思ったことを話したもののようです。私もインド哲学のマイナーな翻訳をひっそりと何年も続けてますが、得にならんところが遺伝したもんだな、と思います。広告ばかりの本紙と同じくビデオも広告が盛りだくさんですが、よろしかったらご覧ください。西山先生は半分くらいから出てきます。
翻訳をこつこつやってるとこ、教えるのがじょうずなとこ、研究家肌なとこもお父上ゆずりなんですね、葉子ちゃん。(顔も似てると思う)
子供の頃は父にそっくりと言われていていましたが、大人になると母に似ていると言われることが増えてきました。足して割ったような顔なのでしょう。